2023 Fiscal Year Annual Research Report
折り紙技術と4次元形状の投象を活用したグラフィクスリテラシー教育コンテンツの開発
Project/Area Number |
21K18506
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
鈴木 広隆 神戸大学, 工学研究科, 教授 (60286630)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
秋月 有紀 富山大学, 学術研究部教育学系, 教授 (00378928)
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Project Period (FY) |
2021-07-09 – 2024-03-31
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Keywords | グラフィクスリテラシー / 投象・投影 / CG / 折り紙 / 4次元 / 教育コンテンツ |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、サブテーマ(A)「平面の充填パターンDB(データベース)構築と折り紙加工の可能性」に関しては、本学で提供している文系理系学生を対象とした科目 「カタチの自然学AB」において、平面充填や折り紙を活用した行灯を提出課題とした。さらに、工学部建築学科及び市民工学科向けに提供しているCG科目(「図学3」「グラフィクスリテラシーD」)において、プログラミングで平面充填をデザインする課題を設けた。特に今年度は「カタチの自然学AB」で実施した授業評価アンケートを分析した。また、2024年1月16日から20日にかけてヴィルニュス市(リトアニア)に滞在し、伝統的な紋様の情報収集を行った。 サブテーマ(B)「4次元形状を投象した3次元形状DB構築とその活用方法の検討」に関しても、4次元形状を投象した3次元形状の行灯を提案し、論文にまとめた。特に今年度は、正十二面体をベースにした超角柱を3次元に投象した形状の一部に面を貼って行灯とする方法について、実際に行灯模型を製作して成立することを確認したり、反角柱を用いた超角柱の行灯模型を製作することについて国際会議で発表し高い評価を得た。 サブテーマ(C)「カリキュラム作成とフィードバック」に関しては、4次元の形を分かりやすく説明するためのCG動画教材を作成して「カタチの自然学AB」内で活用した。また、誰もが4次元の形を簡単にデザインに活用できるよう、汎用の4次元グラフィクスライブラリをCGツール上で開発した。今年度は、そのライブラリをさらに充実させるとともに、国際会議で発表した。また、4次元形状を教材に採り入れている「カタチの自然学AB」で実施した授業評価アンケートについて、その教材に関する評価を分析し、学会で発表を行った。また、グラフィクスリテラシー教育に関する情報を収集する書籍を出版した。
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Remarks |
Vilnius Gediminas Technical UniversityとRiga Technical Universityと、グラフィクスリテラシー教育や紋様データ収集において共同研究を行った。
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Research Products
(8 results)