2021 Fiscal Year Research-status Report
「障害の社会モデル」に基づく衝動性の臨床心理学モデルの再構築
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21K18551
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
高橋 史 信州大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (80608026)
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Project Period (FY) |
2021-07-09 – 2023-03-31
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Keywords | 衝動性 / 社会モデル / 質的研究 / 量的研究 / モデル構築 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和3年度(2021年度)は、オンライン面接を安全に遂行するための体制整備を行った。具体的には、インターネット上での調査研究の実施に関する倫理的配慮について、国内外の大学の倫理委員会の記述および理論的論文を収集し、本研究における倫理条項として体系化した。また、大学生・大学院生を対象とした予備面接を行い、面接の大まかな流れの決定、質問項目の追加・削除・修正、安全配慮事項のリストアップを行った。研究1(面接調査)を実施するインターネット調査会社の候補は、3社にまで絞り込んだ。当該3社への相見積もりの依頼と業者決定、倫理審査申請書の作成と審査通過を経て、令和4年度(2022年度)には研究1が実施可能な状態まで進んでいる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
オンライン面接調査の実施についてインターネット調査会社へ打診したところ、新型コロナウイルス感染症拡大の影響でオンライン調査の依頼が増加しており、令和3年度(2021年度)内に充分な例数の面接調査をマッチングすることが困難であると回答があった。安全かつ確実なデータ収集を最優先として、無理なサンプル収集は行わず、令和3年度(2021年度)は研究実施体制の整備に注力した。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度(2021年度)と同様に、令和4年度(2022年度)も年度末の調査は難航することが予想されるため、特に面接調査については2022年内での計画的な調査遂行を基本方策とする。研究2(質問紙調査)については、年度末でも充分な遂行が可能である。
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Causes of Carryover |
オンライン面接の2021年度内での実施が困難であると業者から連絡があり、最大の予算額を占める「その他(調査費用)」の支出がなされなかったためである。面接実施は後ろ倒しとなったが、予算の繰り越しが可能であったため、2022年内に計画通りに面接を開始する。
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