2021 Fiscal Year Research-status Report
Study of stabilization and penetration of renewable energy by using thermal energy storage at high temperature
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21K18920
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
郷右近 展之 新潟大学, 自然科学系, 准教授 (20361793)
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Project Period (FY) |
2021-07-09 – 2023-03-31
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Keywords | 高温蓄熱 / 相変化材料 / 潜熱蓄熱 / 化学蓄熱 / 太陽熱発電 / 蓄熱発電 |
Outline of Annual Research Achievements |
太陽日射が豊富に得られるサンベルト地域では、大型太陽集光システムにより得られる高温太陽熱を熱源とする集光型太陽熱発電(CSP)が実用化し、世界各国への導入が進んでいる。多くのCSPプラントには日没後も発電が可能となるように蓄熱システムが組み込まれており、現在に至るまで様々な蓄熱材料が研究され、一部実用化している。また、太陽電池の低価格化が国内外において急速に進み、低コストで大規模な蓄エネルギー技術が求められている。高温蓄熱は大規模かつ長期間におけるエネルギー貯蔵の有力技術であり、国外を中心に研究開発・実用化が求められている。本研究では他の再生可能エネルギーと親和性の高い高温蓄熱技術について下記各国の研究動向調査と独自技術開発に必要な諸条件の調査研究・試験を行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
SolarPACES国際会議を中心とした海外の高温蓄熱技術の研究動向を調査し、国内の講演会、企業とのヒアリングや学会等を通じて、情報収集を行った。また、得られた情報をもとにラボスケールでの高温蓄熱材料試験を行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度においても国内外における高温蓄熱技術の最新研究動向調査を継続するとともに、ラボスケールでの高温蓄熱試験により蓄熱材料の評価やシステム化を推進する予定である。
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Causes of Carryover |
コロナ禍において国際学会・国内学会が非対面リモート開催となり、予定していた旅費が少なく済んだことが主要因である。2022年度は国際学会・国内学会が対面形式に戻ることから旅費として使用する予定である。また、企業への訪問による情報収集を活発化させるための経費として使用する。
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