• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2021 Fiscal Year Research-status Report

トランスポーター創薬を飛躍的に加速するハイスループットスクリーニング技術の確立

Research Project

Project/Area Number 21K19338
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

宮地 孝明  岡山大学, 自然生命科学研究支援センター, 研究教授 (40550314)

Project Period (FY) 2021-07-09 – 2024-03-31
Keywordsトランスポーター / 創薬 / スクリーニング
Outline of Annual Research Achievements

これまでトランスポーター(輸送体)の普遍的なハイスループットスクリーニング技術がなかったため、トランスポーターの過半数の機能は不明なままである。本研究では、幅広い輸送基質候補の中から任意のトランスポーターの輸送機能を同定し、さらにはその創薬候補化合物をハイスループットで探索できる夢のような基盤技術の開発に挑戦する。この技術を利用して、神経伝達の新しい概念を確立し、脳・創薬研究分野で革新的な分子プローブを提供する。
初年度は、質量分析装置を用いたオルガネラレベルのプロテオーム解析により、候補トランスポーターを選抜した。輸送基質をスクリーニングするため、ヒスタグを連結した候補トランスポーターをバキュロウイルス・昆虫細胞発現系あるいは大腸菌発現系で大量発現させ、膜画分を界面活性剤で可溶化し、Ni-NTAアフィニティー精製した。CBB染色法とウエスタンブロット法を用いて、溶出画分で高純度かつ十分量の精製タンパク質が得られたことを確認した。これら精製タンパク質の輸送基質スクリーニングを多検体プレートで開始した。輸送基質候補と精製タンパク質との結合を評価することで、有望な輸送基質候補を選抜することができた。また、多検体で評価するには至っていないが、精製タンパク質の構造変化を検出する実験系を確立することができた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

候補トランスポーターを選抜し、多検体プレートでその輸送基質候補のスクリーニングを実施できたため、おおむね順調に進展していると判断した。

Strategy for Future Research Activity

次年度はトランスポーターの輸送基質候補が実際に輸送されているのかを検証し、その輸送特性を明らかにする。

  • Research Products

    (2 results)

All 2022 2021

All Presentation (2 results) (of which Invited: 1 results)

  • [Presentation] プリン作動性化学伝達を制御する機能性脂質代謝物の同定2022

    • Author(s)
      宮地孝明
    • Organizer
      第8回JFAS
    • Invited
  • [Presentation] うつ病の新規発症機序解明を目指した機能未知トランスポーターの発現・局在解析2021

    • Author(s)
      國島勇太、原田結加、樹下成信、宮地孝明
    • Organizer
      第62回日本生化学会 中国・四国支部例会

URL: 

Published: 2022-12-28  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi