2021 Fiscal Year Research-status Report
脳内修復におけるミクログリアによるタウ排泄機序の解明
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21K19441
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
金澤 雅人 新潟大学, 脳研究所, 准教授 (80645101)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田井中 一貴 新潟大学, 脳研究所, 教授 (80506113)
清水 宏 新潟大学, 脳研究所, 准教授 (40608767)
上野 将紀 新潟大学, 脳研究所, 教授 (40435631)
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Project Period (FY) |
2021-07-09 – 2024-03-31
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Keywords | タウ / 排泄障害 / 認知症 / 脳血管障害 / ミクログリア |
Outline of Annual Research Achievements |
認知症の原因となるタウ蛋白蓄積が生じる能血管障害モデルをもとに,タウ蓄積とその排泄に関して機序の解明を行う.脳血管障害に伴うタウ蛋白蓄積を解明することのみならず,その障害の基盤を解明する研究である.ミクログリアで,タウ蓄積を軽減し,認知機能を改善することができれば,高血圧,糖尿病,高脂血症治療薬を用いて,ミクログリアを保護的に修飾し,タウ排泄促進するかを検討する.これにて,ドラッグ・リポジショニングの応用が可能である.さらに,異常蛋白蓄積による神経変性疾患にも応用可能な提案であり,他の蛋白排泄機序の解明につながり,他の神経疾患研究にも展開する.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
脳虚血後、脳内タウ発現増加を免疫組織化学染色で証明できたため。
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Strategy for Future Research Activity |
さらに検討を推進するため、人的介入を増やす予定。
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Causes of Carryover |
民間研究助成を獲得したため、残金は次年度に繰り越した。
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