2021 Fiscal Year Research-status Report
Establishment of AI diagnostic technology for hematologic malignancy
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21K19462
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
加藤 元博 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (40708690)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
出口 隆生 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 小児がんセンター, 診療部長 (70345990)
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Project Period (FY) |
2021-07-09 – 2023-03-31
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Keywords | 癌 |
Outline of Annual Research Achievements |
白血病の治療には、白血病を正確に診断し、それぞれの分類に最適な治療骨格と強度を選択することが重要である。しかし、白血病の診断技術は専門性が高く、その精度が診療の内容に直結し、治療成績の向上や臨床研究の質の担保に必要である。 そこで本研究は、「人工知能(AI)に白血病の診断情報を学習させることで、精密な白血病細胞の判定と分類が可能である」という仮説のもと、AIに表面マーカー解析結果や骨髄塗抹標本画像などの診断情報を学習させることで、「精密な診断を行うAI診断支援技術の確立」を試みている。 令和3年度には、急性リンパ性白血病の骨髄塗抹標本や免疫診断の既存情報を整理し、教師データとして準備した。これらを分類するAIを構築し、精度検証を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画通りに十分なデータ量の教師データを準備でき、AI開発に着手できている。
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Strategy for Future Research Activity |
教師データを用いてAI開発を行い、人との制度の比較などにも取り組む。
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Causes of Carryover |
学会がオンライン開催となり旅費が不要になったこと、また、試薬をまとめて購入したことで単価が抑えられたこと、コロナ禍で物品の納品が遅延したため年度内の購入を見合わせ翌年度分に変更したこと、などから残額が生じた。 残額を来年度の消耗品に使用することで、より効率的に研究を進捗させる予定である。
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