2021 Fiscal Year Research-status Report
Research of blood rotation for sustainable blood transfusion
Project/Area Number |
21K19626
|
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
長谷川 雄一 筑波大学, 医学医療系, 教授 (00251059)
|
Project Period (FY) |
2021-07-09 – 2024-03-31
|
Keywords | ブラッドローテーション / 輸血用血液製剤 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度には、輸血用血液を複数の施設で共有するブラッドローテーションの実現可能性を探索するために、少数施設において血液製剤を実際に使用しないでシュミレーションすることを計画した。そのための研究計画を作成し茨城県立中央病院を中核施設とし、茨城県内の500床以上の病院2施設と300床規模の病院1施設への参加を打診するところまできた。また、2022年度に行う輸血用血液製剤の頑強性試験のために、日本赤十字社に研究用輸血血液製剤の提供を申請し、2022年度には供給を受けられることが決定した。 現在は、研究参加施設の倫理審査を補助するための資料提供と、ブラッドローテーションを管理するための電子システムの設計を進めている。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
ブラッドローテーションの小規模施設数でのシュミレーションを実施するための研究計画書の作成が遅れたため、実際のシュミレーションに至らなかった。依頼先の施設の輸血担当者の異動と業務が新型コロナウイルス対策にシフトしていたために遅延が生じてしまった。
|
Strategy for Future Research Activity |
定期的な協力施設とのミーティングを設け、ブラッドローテーションの実現可能性を探るためのシュミレーションを実施する。また、ブラッドローテーションのための自動血液製剤管理システムの設計を進める。更に、血液製剤の頑強性を確認するための試験を行う。
|
Causes of Carryover |
研究計画書を作成後、参加協力施設への依頼を行うものの、輸血担当者の異動がありブラッドローテーションのシュミレーションが遅れたこと、更に余剰血液製剤の管理のための自動血液製剤入力、再配分システムの設計が遅れたため、ソフトウエア発注に至らなかったためである。
|