2023 Fiscal Year Annual Research Report
The Impact of Vitamin D on Pregnant Women with Restless Leg Syndrome/Willis Ekbom Disease
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21K19654
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
江藤 宏美 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (10213555)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
周尾 卓也 北陸大学, 薬学部, 講師 (90399006)
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Project Period (FY) |
2021-07-09 – 2024-03-31
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Keywords | レストレスレッグス症候群 / ビタミンD / 妊婦 / 質量分析 / RLS/WED / 25(OH)D / 1,25-(OH)2D / LC-MS/MS |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、これまで解明されていない妊娠中のレストレスレッグス症候群(RLS)とビタミンD(VD)との関連を明らかにしようと試みるものである。今回、血液生化学検査でRLS関連項目やVD欠乏を示す項目に加えて、VDの活性化型である血清25(OH)D、1,25-(OH)2Dを質量分析法によって精緻に測定した。 対象者205名から研究協力の承諾を得た。対象者の平均年齢は32.0±4.9歳、平均妊娠週数は35.9±1.0週であり、初産婦110名、経産婦95名であった。RLSの有病率は16.6%(34人)であった。25(OH)Dは、RLS群で平均 9.0±3.2ng/mL、非RLS群で11.2±5.4ng/mLであり、RLS群で有意に低かった(p=0.036)。 2022年から、妊娠予備軍としての女子大学生224名から研究協力の承諾を得た。対象者の年齢は、中央値21(IQR18-28)歳であった。RLSの有病率は4.0%(9人)であった。25(OH)D は中央値14.5ng/mLであり、VD非欠乏群(25(OH)Dが20ng/mL以上)は43名(19.2%)、欠乏群181名(80.8%)であった。VDと睡眠の関連では、休日の睡眠時間がVD欠乏群の方が長かった(p=0.02)。クロノタイプ、不眠症、SJL(社会的時差ぼけ)とVDとの間に有意差はみられなかった。さらに、運動習慣がない者や不安が強いものは、VD欠乏と関連しており、それぞれ運動なしではOR3.2(95%CI:1.56-6.3)、K6(不安が強い者)はOR2.6(95%CI:1.20-5.64)であった。 2023年では、さらに妊婦81名の協力を得てデータを収集した。RLSの有病率は32.0%(26人)であった。コロナ禍を経て、RLSの有病率が高くなっていた。
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Research Products
(5 results)