2021 Fiscal Year Research-status Report
The Role of Self-evaluation on L2 speech learning
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21K20019
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
鈴木田 優衣 順天堂大学, 医学部, 助教 (70911270)
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Project Period (FY) |
2021-08-30 – 2023-03-31
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Keywords | 第二言語学習 / スピーキング / 個人差要因 / メタ言語的知識 / 自己評価 / スピーキング評価 / スピーキング学習 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では以下の3つの目標が設定されている: (1)日本人英語学習者のリペアとスピーチの自己評価の結果を分析し、モニタリング中の評価基準と自己評価に用いられた評価基準の関係を明らかにする。(2)日本人英語学習者のモニタリングの評価と自己評価には学習者のメタ言語的知識と心理的個人要因が関与しているかを明らかにする。(3)日本人英語学習者のモニタリングの評価と自己評価が学習者のL2スピーキング習得度関連していることを実証する。
初年度はタスクの完成と、予備実験、内容の修正を予定しており、実際にほとんどのタスクの準備が整い予備実験を開始している。まず、被験者がスピーキングタスク・リスニングタスク・自己採点タスクの3つが行えるようなオンラインプラットフォームを作成した。自己採点タスクに関しては、被験者にとって使用が容易なものにするため、説明文の改善や評価項目のわかりやすさを向上させるため、予備実験を行なっている。 また、実験補助者との会議を重ね、学習者のメタ言語的知識と心理的個人要因を計測するタスクの作成も進めており、こちらも原型が完成し、予備実験を数度実施した。現在は予備実験の結果に応じて、各タスクの修正をおこなっている。その他、被験者が自己採点と同時に行う他者の採点タスク(スピーキング評価)はすでに予備実験・修正を終えているので、データの収集開始し、現在も継続している。英語ネイティブスピーカーの被験者に対して実施するスピーキングの評価タスクに関しては実装の準備が整っているが、日本人英語学習者から採取する英語スピーチの用意ができた段階で実施する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究計画に基づくと、現時点ですでに全てのデータ収集をほぼ終え分析の準備に取り掛かる予定であった。しかしながら、十分な予備実験への参加者・本実験への参加者の人数が集まらず、データ収集に時間がかかっている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も不足分の被験者の募集を継続し、データ収集を完了させる。現在、実験タスクの作成に研究補助者の協力を得ているが、データ分析に関しても今後の工程のスピードアップを図るため積極的に補助者を採用していく見込みである。 また、データの分析が終了した時点で学会発表に向けて応募を開始する予定である。
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Causes of Carryover |
1. コロナ禍のため、海外・国内への学会参加や会議の実施を控えたこと 2. 被験者が予定人数より少ないため、謝礼金の使用額が減ったこと
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