2021 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
21K20140
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Research Institution | Kyoto University of Advanced Science |
Principal Investigator |
石原 卓典 京都先端科学大学, 経済経営学部, 講師 (40912754)
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Project Period (FY) |
2021-08-30 – 2023-03-31
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Keywords | 情報提供 / 異質介入効果 / フィールド実験 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和3年度には、ナッジの異質性を検討するため、2018年6月から2019年12月にかけて徳島県のとくしま生協組合員を対象に行ったフィールド実験のデータを用いて分析を行った。分析についてはおよそ完了し、現在はその分析結果をまとめているところである。 分析の結果、今回使用したデータからは検証に足るほどの異質性は観察されなかった。そのため、当初のデータとは異なる対象を結果変数とするデータを収集し、情報提供の異質性の効果検証を行うことを予定している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
上述したデータを用いた分析については、おおよそ完了している。しかし、複数の機械学習の手法を用いて分析の結果、介入効果の異質性は検出されなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究では健康行動について、異質性の検証を行ったが、検証に足るほどの十分な異質性は観察されなかった。そのため、今後の推進方策としては新たにフィールドを構築し、上記のテーマについて分析を行う予定をしている。
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Causes of Carryover |
昨年度追加調査を行う予定であったが、実施が年度内に完了しなかったため翌年度へ繰り越すこととした。
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