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2022 Fiscal Year Research-status Report

日本の社会福祉に即した新しい終結の概念の提示

Research Project

Project/Area Number 21K20185
Research InstitutionSaku University

Principal Investigator

上西 一貴  佐久大学, 人間福祉学部, 助教 (40912837)

Project Period (FY) 2021-08-30 – 2024-03-31
Keywordsソーシャルワーク / 終結 / オープンエンド / 援助対象 / 援助関係 / 援助過程
Outline of Annual Research Achievements

本年度は調査票の修正にあたり、改めて研究全体の枠組みの強化を試みた。終結に関する経験的データを用いた先行研究は、データを得る方法に関わらず、すでに終結したケースを想起して回答するというものであった。しかし、このような研究アプローチでは、近年注目される伴走(型)支援のようなオープンエンド方式の実践を分析対象とすることができない。したがって、本研究における「新しい終結概念の提示」とは、オープンエンド方式の実践の終結を研究するための枠組を提示すること、そして、最初となるデータを提示することの2点を実施することである。
1点目の枠組み強化のため、これまで前提としてきた理論について、不完全であった部分を修正し、論理的な整合性を確保した。具体的には、調査の変数となる援助対象、援助関係、援助過程の3つの変数について、従来はこれら変数が援助の必要条件であるにもかかわらず、本研究の都合上必要十分条件として扱っていたが、これを改め、援助対象と援助関係が援助過程の必要十分条件であると修正した。この修正作業によって、調査の変数設定の根拠をより明確に示すことができるようになった。
なお、これらを論文としてまとめ、「ソーシャルワークにおける終結の規定」『佐久大学看護・福祉研究』1(1), pp. 1-13を発表した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

調査票の修正にあたり、研究枠組み自体の修正・強化が必要となったため。

Strategy for Future Research Activity

本研究における「新しい終結概念の提示」とは、オープンエンド方式の実践の終結を研究するための枠組を提示すること、そして、最初となるデータを提示することの2点を実施することである。1点目については、ほぼ完了したため、今年度は遅れていた2点目の調査実施を遂行する。また、研究成果について関係学会で報告する。

Causes of Carryover

当初予定されていた調査業務の委託費を支出していないため。本年度実施予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results)

  • [Journal Article] ソーシャルワークにおける終結の規定2023

    • Author(s)
      上西一貴
    • Journal Title

      佐久大学看護・福祉研究

      Volume: 1(1) Pages: 1-13

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2023-12-25  

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