2023 Fiscal Year Research-status Report
Positive Deviances for Food Security based on lessons from COVID-19
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21K20190
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
日達 真美 長崎大学, 熱帯医学研究所, 助教 (10910698)
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Project Period (FY) |
2021-08-30 – 2025-03-31
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Keywords | ポジティブデビエンス / フードセキュリティー / レジリエンス / 低栄養 / COVID-19 / アフリカ / 栄養失調 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は、本研究の調査地であるセネガル共和国において、ダカール側研究倫理委員会の倫理承認を得て、現地フィールド調査を行った。調査にあたっては、ダカール大学内にある栄養・食糧研究所(Laboratoire de Recherche en Nutrition et Alimentation Humaine (LARNAH))の協力を得て、2日間のデータコレクター研修会を実施の上、首都のダカールから東へ100㎞ほどの距離にある、Diourbel州Bambey県にある4村において、対面での質問票調査を行った。調査対象者は、生後6-59カ月の子どものいる世帯で、各村からランダムに選択された127世帯に対して調査を行った。調査内容として、開発途上国で広く実施されている人口保健調査(Demographic and Health Survey, DHS)や持続可能な開発目標(SDGs)の進捗状況の評価に用いられる、食料不安の体験による尺度(Food Insecurity Exerience Scale,FIES)および食物摂取頻度調査票(Food Frequency Questionnaires, FFQ)を用いた食事頻度と多様性を基に、COVID-19パンデミック後における世帯のフードセキュリティーレベルの評価を行った。さらに、子どもの栄養状態に関しては、身長・体重測定を行いWHOが定める生後6-59カ月の子どもの身長と体重の基準値と本研究の測定値との差異を標準偏差の倍数で表現するZスコアで評価した。調査結果はデータクリーニングを終了し、現在解析中である。今後得られた結果をもとに論文を作成し、国際学術論文に投稿予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19パンデミックや、大統領選挙に関連した政治的混乱のため、現地調査を計画通り実施することが出来なかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
ウェブ会議などで、研究協力機関であるダカール大学栄養・食糧研究所と進捗状況を共有しながら、国際学会での研究発表および国際学術雑誌への論文投稿を行う。
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Causes of Carryover |
COVID-19パンデミック、及び調査地における大統領選挙に関連した暴動等の勃発により、当初予定していた計画よりも研究計画全体の遅れが発生し、次年度使用額が生じた。来年度はこの分を国際学術雑誌や学会等での結果の公表に充てる計画である。
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Research Products
(1 results)