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2022 Fiscal Year Annual Research Report

Development of gastric cancer in a dish by gene editing

Research Project

Project/Area Number 21K20726
Research InstitutionWakayama Medical University

Principal Investigator

菱田 友昭  和歌山県立医科大学, 薬学部, 准教授 (80521062)

Project Period (FY) 2021-08-30 – 2023-03-31
Keywords発がん / 胃がん / 食道 / Myc / Sox2 / Top2a
Outline of Annual Research Achievements

研究代表者はこれまでに体性幹細胞として機能するSox2陽性細胞にMYCを強制発現させると同時にp53を欠失することで、転移性のある未分化胃がんを誘導できることを明らかにした。また、この胃がん形成において、Top2aが重要なメディエーターになることを明らかにしたため、その機能解析を行なった。

研究代表者が胃がんを誘導したがん組織から細胞を取り出した結果、培養皿上でも培養することができた。こうしてin vitroで樹立したがん細胞はヌードマウスに移植してもがんを形成し、またそのがんから細胞を調製し、ヌードマウスに移植してもがんが形成されたことからがん幹細胞の特徴を有していることが示唆された。その癌細胞における増殖能にTop2aが関与しているか否かを検討するため、Top2aをノックダウンする実験を行なった。Top2aの発現抑制により癌細胞の増殖が顕著に低下することを明らかにした。さらに、Top2aのプロモーターに、Mycが結合するE-boxが存在しており、ChIPアッセイを行うことで、MYCがTop2aのプロモーターに結合しうることを明らかにした。さらに、CRISPR/Cas9を用いて、E-boxを欠失することで、Top2aの発現が減少したことから、未分化胃がん細胞株におけるTop2aの発現にはMycがTop2aプロモーターのE-boxに結合することが重要であることを示した。研究代表者はそれ以外にもSox2を発現する食道上皮細胞が細胞老化に抵抗性があることを見出した。

以上のことから、研究代表者は新規の身分化胃がんのモデルを作製し、その発がん機序の一端を明らかにした。さらに、食道上皮細胞の特殊性を明らかにした。

  • Research Products

    (1 results)

All 2022

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results,  Open Access: 1 results)

  • [Journal Article] Myc Supports Self-Renewal of Basal Cells in the Esophageal Epithelium2022

    • Author(s)
      Tomoaki Hishida et al
    • Journal Title

      Front Cell Dev Biol

      Volume: 10 Pages: 786031.

    • DOI

      10.3389/fcell.2022.786031

    • Peer Reviewed / Open Access

URL: 

Published: 2023-12-25  

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