2021 Fiscal Year Research-status Report
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21K20755
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
小宮 陽仁 東京医科歯科大学, 東京医科歯科大学病院, 特任助教 (00907818)
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Project Period (FY) |
2021-08-30 – 2023-03-31
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Keywords | 関節リウマチ / 滑膜線維芽細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
関節リウマチ滑膜滑膜線維芽細胞におけるGLIファミリーの作用の評価を引き続き行なっている。当初の予定では、作成したGLI3のプラスミドを用いて、Chip-Seqを行う予定であったが、予備検討に行った複数患者検体からの滑膜線維芽細胞株を用いると、Chip-Seqに用いるに十分なサンプル量を回収できないなどの欠点を認めた。そのため、プラスミドの再構築およびChip-Seqを行うサンプルの調整の再検討などの作業をおこなった。具体的には、プラスミド導入時の滑膜線維芽細胞の細胞密度の再調整を行い、GLI3プラスミドの導入率が最適化される条件を再検討をおこなっている段階である。。また、Chipのプロトコールに関しても、CUT&RUNプロトコールに変更した。また、滑膜線維芽細胞ではChipのプロトコールと調整する必要性があり、プロトコールの各段階における条件検討を行い、回収率の確認を進めている。また、滑膜線維芽細胞において、患者由来の滑膜検体間でGLI1、GLI2、GLI3の発現が異なる可能性が、Western Blotの結果から考えられた。そのため、siRNAでのノックダウンやプラスミドを用いた過剰発現系以外に、定常状態でのGLIファミリーの発現量がTNF刺激後のサイトカイン産生に影響を与えていた可能性を考え、GLIファミリーの発現量とサイトカイン刺激への反応性の関連性に関しても合わせて評価を行なっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
予期せぬ事態が生じたため。
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Strategy for Future Research Activity |
プラスミドや患者間の際の再評価を行ったのち、当初予定の通り進めていく予定である。
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Causes of Carryover |
当初予定ではシークエンスなどを行う予定であったが、予定に変更が生じたため、次年度の使用額に差が生じている。今後、引き続き研究を進めていき使用をしていく予定である。
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