2022 Fiscal Year Research-status Report
Development of prognosis prediction method applying MRI-based radiomics with MR-Linac system
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21K20826
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
阿部 幸太 千葉大学, 大学院医学研究院, 特任助教 (30836474)
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Project Period (FY) |
2021-08-30 – 2024-03-31
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Keywords | radiomics / MR-Linac |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、MRI一体型放射線治療装置(MR-Linac)で取得されるMR画像から計算されるradiomics特徴量(MR-Linac-based radiomics)の基礎的性質とその経時的な変化量解析(delta radiomics)への応用可能性を明らかにする。今年度は昨年度に続き、MR-Linac-based radiomicsの安定性について検討した。MRI装置の画質評価ファントムやEnd-to-Endファントムを用いて特徴量の経時的安定性を評価した。この検討の内容は国内学会と国際学会にて演題発表を行った。この実験の結果からは、患者臓器形状を再現し、さらには画質の均質性の変化を模擬できるような構造のファントムが作成できればより詳細な安定性の評価が可能になると考えた。そこで、今年度はMR-Linac-based radiomicsの特徴量再現性を検証可能にする腹部ファントムのプロトタイプを作成した。このファントムは経時的な特徴量安定性の検証も可能にする構造となっており、このファントムを使用することで、より患者に近い状態でradiomics特徴量の安定性を検証することができると考えられる。しかし、臓器と模擬腫瘍のコントラストに改善の余地があり、現在はその改良にあたっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
患者臓器模擬ファントムの構想に時間を要したため。
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Strategy for Future Research Activity |
まず、患者臓器模擬ファントムの改良を行う。次に、その患者臓器模擬ファントムを使用してradiomics特徴量の安定性の検証を行い、その結果を用いた患者予後予測モデルの作成の実現可能性を検討する。
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Causes of Carryover |
コロナウイルス感染症によって海外学会への旅費が必要なくなった。その経費を使用してより細部にこだわった患者臓器ファントムの作成を行う予定である。
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