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2022 Fiscal Year Research-status Report

歯科治療恐怖症における歯科不安と自律神経応答の関連性およびメカニズムの解析

Research Project

Project/Area Number 21K21046
Research InstitutionKagoshima University

Principal Investigator

内野 美菜子  鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 助教 (50808342)

Project Period (FY) 2021-08-30 – 2024-03-31
Keywords自律神経 / 静脈内鎮静法 / 心理 / 歯科治療恐怖症 / 歯科治療 / 抜歯
Outline of Annual Research Achievements

歯科治療は、局所麻酔時の針の刺入や処置時の疼痛など、患者が不安や緊張および恐怖心を抱く機会の多い医療行為である。歯科治療に対する不安や恐怖心から 治療を受けられない歯科治療恐怖症患者や、自律神経活動の変動に伴い、異常高血圧および血管迷走神経反射などの全身的偶発症を発症する患者もいる。本研究 では、歯科治療に対して不安を抱く患者に静脈内鎮静下での安全な歯科治療環境を構築することを目的として、患者の術前不安と鎮静中の自律神経活動変動の関 連性を解析する。今年度は、歯科治療へ不安を抱く患者に静脈内鎮静下での安全な歯科治療環境を構築することを目的として、健常群10人および歯科治療恐怖症群7人の静脈内鎮静下抜歯中の自律神経系・循環動態・心理状態の測定を行なった。既往に不整脈のない下顎埋伏智歯抜歯が必要な20-40歳の女性患者を対象とした。デンタルチェア上に仰臥位になってもらい、脳波・心電図リアルタイム解析システムであるMemcalc Makin2(GMS社)を使用し、自律神経系(交感神経活動の指標:LF/HF、副交感神経活動の指標:HF)・循環動態(血圧、心拍数)のパラメータを測定し、収集したデータを解析中である。今後は健常群および歯科治療恐怖症群ともにNを増やし、自律神経系、循環動態、心理状態の生体パラメータを解析し、歯科治療恐怖症患者の術前不安と鎮静中の自律神経変動の関連性について解析をする予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

昨年度までは、当初の計画通り臨床研究を進めることができていたため、本研究は概ね順調に進展していたが、コロナ感染により被験者の予約キャンセルなどが相次ぎ、予定しているN分のデータが得られていないため、やや遅れていると考える。

Strategy for Future Research Activity

予定しているNを増やし、解析を進めていく予定である。

Causes of Carryover

前年度にすでに購入していた物品があり、今年度の研究はそちらを使用して行えたため。
今年度より消耗品やその他の機器の購入が必要なため、そちらで使用する予定としている。

URL: 

Published: 2023-12-25  

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