2021 Fiscal Year Research-status Report
生活介護事業所で働く看護職の多職種連携の実践モデル化に向けた基礎的調査
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21K21117
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Research Institution | Miyagi University |
Principal Investigator |
伊藤 佳美 宮城大学, 看護学群, 助教 (70903201)
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Project Period (FY) |
2021-08-30 – 2023-03-31
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Keywords | 障害者 / 通所施設 / 看護職 / 多職種連携 / ポジティブ・デビエンス / 生活介護事業所 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は生活介護事業所の看護職が行っている多職種連携の好事例を抽出し、好事例の多職種連携の活動活性化要素を特定することが目的である。 まず、生活介護事業所に限定せず、障害者の通所施設における看護職の連携に関する文献検討を行った。障害者の通所施設の看護職による連携に関する日本語の論文は限られているため、障害児や障害者の通所施設での看護職の実践に関する論文に検索範囲をさらに広げ文献検討を行った。その結果、看護職は異なる専門性を発揮する他職種への信頼感があること、連携するにあたり医療的ケアのある利用者へのケアに関する課題を感じていること、他施設との連携の必要性を認識していること等を把握した。しかしながら、生活介護事業所で働く看護職が実践している多職種連携の具体的プロセスや効果を明らかにした調査は見当たらなかった。さらに、本研究の基盤となるポジティブ・デビエンス・アプローチの手法および好事例を特定するための課題を整理するために、文献検討を行った。これらの結果をもとに、研究実施計画書を作成し、研究者の所属機関の研究倫理専門委員会の審査を受け、研究実施の承認を得た。効果的な多職種連携を行っている看護職(好事例)を特定するための調査に着手した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の影響により、調査対象者のリクルートに時間を要している。
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Strategy for Future Research Activity |
対象者のリクルート、対象者の所属する施設との交渉を行い、インタビュー調査を実施する。インタビューデータの分析を行い、好事例の多職種連携の活動活性化要素を特定する。
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Causes of Carryover |
参加する予定だった学術集会が、オンライン開催に変更となったため、交通費が不要となったため。 研究の進捗の遅れに伴い、インタビュー調査のための交通費、対象者への謝金、テープ起こし委託料、データ分析を補助するソフトウェアの購入、研究結果の論文投稿料の費用を2022年度に使用する予定である。
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