2021 Fiscal Year Research-status Report
対話型の看護組織の特徴と組織構築に向けた教育項目の抽出
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21K21120
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Research Institution | Hokkaido University of Science |
Principal Investigator |
青木 美香 北海道科学大学, 保健医療学部, 講師 (20828660)
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Project Period (FY) |
2021-08-30 – 2023-03-31
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Keywords | 対話 / 看護組織 / 組織文化 / 能力開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、対話が促進する看護組織の特徴を明らかにし、対話型の看護組織を構築するために必要な教育項目の抽出を行うことである。研究課題は3点についての成果を以下に記述する。研究課題1「『看護組織における対話』について概念分析を行う」:Walker&Avantの手法に基づき、看護学における概念の用いられ方を明らかにした。「看護組織における対話」とは、権威勾配のない組織文化において、看護に関する自己の意見を述べることができ、意見交換により、看護実践に発展的な結論を導くことができるコミュニケーションである。対話を行うことにより、心理的安全な組織文化が醸成されることが明らかとなった。研究課題2「『看護組織における対話』を促進する教育方法を系統的レビューにより特定する」:該当する28文献について、マッピングを作成し、看護組織における対話と対話を促進するための教育項目について、マッピングを行っている段階である。現在のところ、教育項目として、研修会への参加を促す、部署内での学習会の機会をつくる、会議やカンファレンスにおける発言のタスクを作る、小グループでの業務分担を行い、グループ内の検討を促す、看護師長との会話の増進などがあるが、明らかな教育項目が見当たらず、現在も性差中である。研究課題3「対話が促進する看護組織の特徴を明らかにし、必要な教育項目を抽出する」:研究課題2が終了後、本課題3に着手する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
概念分析、系統レビューに時間を要し、遅延が発生した。
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Strategy for Future Research Activity |
研究課題2「『看護組織における対話』を促進する教育方法を系統的レビューにより特定する」:結果が5月に明らかとなるため、その後は研究課題3に着手する。研究課題3「対話が促進する看護組織の特徴を明らかにし、必要な教育項目を抽出する」:フォーカスグループインタビューを計画しているが、Web調査の予定であるため、新型コロナウィルス感染症の感染拡大時期においても、研究の遅延が発生しないと想定している。
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Causes of Carryover |
研究課題3が未着手であり、インタビューの予算が残ったため。
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