2022 Fiscal Year Research-status Report
Body composition assessment and sarcopenia in patients with biliary tract cancer
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21K21121
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Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
渡部 純 自治医科大学, 医学部, 助教 (50910949)
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Project Period (FY) |
2021-08-30 – 2024-03-31
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Keywords | 体組成 / 胆道癌 / サルコペニア / 骨減少症 / 術後合併症 / 予後 / 全生存 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究2年次の(2022年度)の主な目的は、(2)病院データベースを用いて、外科的切除した胆道癌患者に対して、胆道癌患者における体組成の影響を調べることであった。 研究2年次(2022年度)の主な成果は以下である。 臨床研究(後ろ向きコホート研究)の研究計画書を作成し、倫理委員会に諮り、臨床研究のデータベース作成、結果解析を実施した。研究1年次(2021年度)に明らかにした体組成で測定する骨量減少症はサルコペニアに先行する予後不良因子の早期マーカーである可能性を考慮し、術前骨減少症が胆道癌患者における生存に与える影響についての英語論文を出版した。骨減少症はさまざまながん患者の転帰に関連することが示したが、骨減少症と肝門部胆管癌との関連は不明でした。今回は、肝門部胆管癌患者の予後因子としての骨減少症を評価することを目的とした。今回自施設のデータを用いて、肝門部胆管癌患者において、サルコペニアと独立した危険因子である骨減少症(Osteopenia)が全生存率の独立した危険因子であることを初めて明らかにした(Cancers (Basel). 2022;14(9):2213)。この結果は、肝門部胆管癌患者の予後評価や治療戦略の見直しに寄与する可能性がある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
主な成果は以下の2つの英語論文出版である。 第一に、自施設データを用いて、肝門部胆管癌患者において、サルコペニアと独立した危険因子である骨減少症(Osteopenia)が全生存率の独立した危険因子であることを初めて明らかにした(Cancers (Basel). 2022;14(9):2213)。 第二に、系統的レビューで、メタリックステントがプラスティックステントに比べて再介入と直接費用を減らす可能性があることを示した(J Hepatobiliary Pancreat Sci. 2023;30(1):6-20)。
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Strategy for Future Research Activity |
研究3年次(2023年度)の主な目的は、(2)病院データベースを用いて、外科的切除した胆道癌患者に対して、胆道癌患者における体組成の影響を調べることである。臨床研究のデータベース作成を強化し、外科的切除した胆道癌患者に対して、更に体組成の影響を追求する。
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Causes of Carryover |
COVID-19の影響で、必要物品購入に支障が生じたため、2023年度に購入し、臨床データベースを強化する。
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Research Products
(2 results)