2021 Fiscal Year Research-status Report
Establish a index for nurses to objectively assess the necessity of nurse supervision of walker assisted gait in acute patients after orthopedic surgery
Project/Area Number |
21K21142
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
山口 史剛 宮崎大学, 医学部, 助教 (70909514)
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Project Period (FY) |
2021-08-30 – 2023-03-31
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Keywords | 全人工股関節置換術 / 全人工膝関節置換術 / 単独歩行器移動 / 見守り歩行器移動 / 移動機能 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、整形外科手術後に一時的に移動機能が低下する患者に対して、看護師が常時付き添う「見守り歩行器移動」から、付き添いを必要としない「単独歩行器移動」への移行の判断を適切なタイミングで行うための、簡便で患者負担が少なく、日常生活動作の中で繰り返し測定可能な客観的指標を開発し、その信頼性と妥当性を検証することである。 全人工股関節置換術、全人工膝関節置換術の患者を対象に、考案した「5m歩行器歩行時間」、「1回立ち座り時間」、「臥位-座位 / 座位-臥位時間」信頼性と妥当性を検証した。症例の集積を行い充分なサンプルサイズに達したたため、分析を行い、12月の日本看護科学学会学術集会で発表(口演)した。「5m歩行器歩行時間」は高い感度・特異度を示し、「見守り歩行器移動」から「単独歩行器移動」への移行の判断を適切なタイミングで行うための有用な指標となることが示唆された。以上の結果を考察し、現在英文誌に論文を投稿中である。投稿論文はオープンアクセス化する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナ感染症蔓延により、院内でのデータ収集が困難な時期があったが、人工股・膝関節術後患者に限定しながら、臨床の看護師の協力を得てデータを収集した。統計学的に十分なサンプルサイズに達した時点で、データの分析・論文執筆へにエフォートをシフトさせた。分析の結果、THA・TKA術後急性期患者の歩行器移動時の自立の可否を判断するうえで、「5m歩行器歩行時間」が有用であるという結果が得られ、論文執筆を行い現在英文誌に投稿している。必要に応じて外施設や他の疾患の患者においても同様の結果が得られるか、今後データ収集し、研究を発展させていく予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
新指標「5m歩行器歩行時間」に関して、本研究では再現性の検証が行われていない。従って、論文投稿している期間に、追加でデータ取得を行い、再現性を検証していく予定である。また、「5m歩行器歩行時間」は歩行器移動委有用な指標であることが示唆されたが、有用性を客観的に示すことができていない。今後はランダム化比較試験を行い、「5m歩行器歩行時間」を用いて判断する群と従来通り看護師の主観によって判断する群で比較し、転倒発生率や在院日数、患者の運動機能などをアウトカムに有用性を検証する予定である。有用性が検証されれば、臨床実装に向けた普及啓発活動を進めていく。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染拡大のため、学会や会議への参加がオンラインとなり旅費が削減されたため。
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Research Products
(1 results)