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2023 Fiscal Year Research-status Report

新人看護師のワーク・エンゲイジメントと強化方略の検討

Research Project

Project/Area Number 21K21145
Research InstitutionIryo Sosei University

Principal Investigator

飯倉 充美  医療創生大学, 国際看護学部, 准教授 (70845213)

Project Period (FY) 2021-08-30 – 2025-03-31
Keywords新人看護師 / ワーク・エンゲイジメント / ワークライフバランス / エスノグラフィー
Outline of Annual Research Achievements

本研究は新人看護師のワーク・エンゲイジメント(仕事に関連するポジティブで充実した心理状態のことで、活力、熱意、没頭により特徴付けられる概念)(Schaufeli et al, 2002)について、影響を与える要因を明らかにし、看護基礎教育や卒後教育に求められるワーク・エンゲイジメントを強化する方略を検討することを目的としている。
新人看護師を対象とした「仕事観」に関するスコーピングレビューを実施し、その結果をThe 14th International Nursing Conferenceにて発表した。
スコーピングレビューの目的は、Z世代の新人看護師が仕事をどう捉えているのかを既存の文献から把握し、昨年度実施したエスノグラフィーの分析結果をより深く考察することである。レビューの結果、新人看護師は看護職としての達成感ややりがいを職務の中で感じていたが、患者や医師、看護師とのコミュニケーションや、専門職としての主体的な意思決定には支援が必要であったことが分かった。また、学習意欲が高いにもかかわらず、十分な教育支援が行われていない組織もあった。世代の特徴として、ワークライフバランスを重視していることがあげられ、看護師特有のシフト勤務により活動的な休養に時間を割くことはできず、疲労回復のための睡眠など、静的な休養に時間を割り当てていたことが明らかになった。よって、新人看護師のワーク・エンゲイジメントを高めるためには、教育システムを構築することのみではなく、十分な休養をとることのできるシフトへの配慮なども必要である可能性が示唆された。
次年度は本レビューならびにエスノグラフィーの結果をもとに、介入方法について検討していく。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

本来の計画であった卒業年次のレジリエンスと新人看護師のワーク・エンゲイジメントの関係性を測定することではなく、新人看護師の就職半年以降のワーク・エンゲイジメントの高さやその影響要因を調査する必要があると考えられ、大幅な計画修正が必要となったため。

Strategy for Future Research Activity

就職後半年以降の新人看護師を対象にワーク・エンゲイジメントを測定し、ワークエンゲイジメントの高低にグループをわけ、その影響要因をインタビュー調査で明らかにし、ワーク・エンゲイジメント向上にむけた介入方法を検討していく。

Causes of Carryover

研究計画に大幅な変更が生じたため、予定していた質問紙調査にかかる謝金等が必要なくなyたため。次年度にインタビュー調査を予定しており、その際の謝金や文字起こし等の費用として使用予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Presentation (1 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results)

  • [Presentation] The perception of a novice nurse: A comprehensive literature review on their professional perspective2023

    • Author(s)
      IIKURA Atsumi
    • Organizer
      The 14th International Nursing Conference
    • Int'l Joint Research

URL: 

Published: 2024-12-25  

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