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2021 Fiscal Year Research-status Report

アタッチメントタイプゲルパッドを用いた超音波画像による筋肉浮腫評価方法の確立

Research Project

Project/Area Number 21K21162
Research InstitutionKanazawa University

Principal Investigator

土屋 紗由美  金沢大学, 保健学系, 助教 (30909635)

Project Period (FY) 2021-08-30 – 2025-03-31
Keywords下肢 / 浮腫 / 骨格筋 / 超音波
Outline of Annual Research Achievements

2021年度は、ゲルパッドを用いた超音波画像による筋肉浮腫評価方法の検討を行った。この過程は、本研究のゴールとしている超音波を使用した筋肉浮腫の測定原理の確立の第一段階である。具体的には、超音波検査装置のプローブの接触圧や接触角度の使用条件に関わらず、ゲルパッド部位の輝度が均一に描出できることをコンセプトにゲルパッドの試作品を作成した。ゲルパッドの試作品は、当初の計画通りアタッチメントで固定して使用できる形状とした。複数の接触圧・接触角度の条件下にて健常人の下腿(腓腹筋部)の超音波画像を撮像し、0から255の256諧調で輝度を分析した。その結果、各条件下でゲルパッド部位の平均輝度は±2以内であり、安定した輝度が得られた。ゲルパッドを使用した際にも、筋肉はゲルパッド非使用時と比較して変わりなく、明瞭に描出されることを確認した。また、ゲルパッドの大きさおよび固さ、使用感についても問題はないと評価された。
現在得られた結果は単独の研究者の撮像により得られたものであり、今後撮像者が異なっても同様の結果が得られるかについて評価を行う必要がある。また、複数回撮像を続けることでゲルパッドがアタッチメントの外側に押し出され、ゲルパッドとプローブの間に空間ができることに伴い、得られる画像が変化することが課題となっているため、ゲルパッドの厚みに関してさらなる検討を行う必要がある。ゲルパッドの試作品が完成した後、ゲルパッドを用いた筋肉浮腫評価の妥当性の検証を行う予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

試作品ゲルパッドの最適化の検討に時間を要しているため。

Strategy for Future Research Activity

試作品ゲルパッドの最適化において、ゲルパッドとプローブの間に空間ができることに伴い、得られる画像が変化することが課題となっているため、ゲルパッドの厚みに関して超音波検査に精通した共同研究者の助言を得ながら検討する。ゲルパッドの試作品が完成した後、ゲルパッドを用いた筋肉浮腫評価の妥当性の検証のため人を対象とした研究を行う予定であるため、倫理審査申請準備を早急に進める。

Causes of Carryover

COVID-19の影響で現地での国内・国際学会への参加を見合わせたため、旅費が0となった。次年度は超音波検査に関わる消耗品に加えて、MRI画像の分析用PC(MacBook Pro)および分析用ソフト(OsiriX MD)の購入に加え、COVID-19の感染状況が落ち着いたら国内・国際学会への参加費・旅費、学術誌への論文投稿費用に使用する予定である。

URL: 

Published: 2022-12-28  

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