高齢者における足趾把持力が降雪期の転倒発生に及ぼす影響

2021 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 21K21196
• Research Institution: Japan Healthcare University
• Principal Investigator: 三浦 紗世 日本医療大学, 保健医療学部, 助教 (60902674)
• Project Period (FY): 2021-08-30 – 2023-03-31
• Keywords: 足趾把持力

Outline of Annual Research Achievements

本研究では、降雪地域の住民コホートを対象に、高齢者の足趾把持力と降雪期の転倒との関連を明らかにし、高齢者における降雪期の転倒予防対策、不健康期間の短縮に寄与することを目的としている。年に1回の特定健診にて、地域在住の男女高齢者（65歳以上）を対象に初年度・翌年度において検査・測定を行い、筋力測定、採血、転倒調査等を実施する計画としていた。しかし、新型コロナウィルス感染拡大のため、本研究の実施計画で検査・測定を予定していた健診が規模を大幅に縮小し、必要最低限の検査項目のみでの実施となっている。そのため、本研究において必要なデータ収集が進められていない状況にあり、現在のところ報告可能な実績がない。

Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

新型コロナウィルス感染予防のため、測定予定であった健診が規模を縮小して実施することとなった。そのため当初計画をしていた検査・測定が実施できず、データ収集が進められていない状況にある。

Strategy for Future Research Activity

今後、当初より計画していた健診において、当該自治体には規模縮小の緩和や感染予防対策の協力を得ながら対象に検査・測定を行い、データ収集を実施していく。また、他の地域で測定が可能な対象も視野に入れ検討する予定である。

Causes of Carryover

初年度購入予定であった筋力測定機器やパソコン、成果発表に関わる費用については、検査・測定の実施のめどが立たず、研究計画が進められない状況であったため未使用であった。次年度にデータ収集および解析、成果発表のために必要経費を使用する計画である。