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2021 Fiscal Year Research-status Report

注意バイアス修正法が楽観性に与える効果とメカニズムの解明

Research Project

Project/Area Number 21K21222
Research InstitutionKagoshima University

Principal Investigator

丸田 道雄  鹿児島大学, 医学部, 客員研究員 (30912951)

Project Period (FY) 2021-08-30 – 2023-03-31
Keywords楽観性 / 注意バイアス / 注意バイアストレーニング / リハビリテーション
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、楽観性を高める可能性のある方法の1つである注意バイアス修正トレーニング(Attention Bias Modification Training: ABMT)について、脅威回避型ABMT(ネガティブな刺激から注意を逸らす)とポジティブ探索型ABMT(ポジティブな刺激に注意を向ける)のメカニズムの異なる2種の課題を用いることで、楽観性と注意バイアスとの関連性について比較検討することを目的としている。本研究は健常成人を対象としているが、これらの関連を明らかにすることで、地域高齢者の健康増進に向けた新たなリハビリテーションプログラムに応用できると考える。
脅威回避型ABMTについて、これまでの研究で使用していたプログラムを応用する予定であったが、2021年度の途中より研究代表者の所属が変更予定となったため、異動後の環境でも研究を遂行できるための実験プログラムおよび実験方法に修正する必要性が生じた。そのため、2021年度は主に脅威回避型ABMTのプログラム修正およびポジティブ探索型ABMTのプログラム作成を実施した。また、介入前に実験プログラムの妥当性を確認する必要があるため、脅威回避型およびポジティブ探索型ABMTと楽観性との関連について横断的な調査を追加することとした。プログラム作成は終了し、倫理委員会の承認を得て3名のPre実験を実施した。Pre実験は問題なく遂行でき、実験環境が整ったため、被検者のリクルートを実施している。被検者のリクルートは順調に進んでいる。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

研究代表者の所属機関変更に伴い、当初予定していた実験プログラムについて、異動後の環境でも研究を遂行できるためにプログラムおよび実験方法を修正する必要性が生じた。当初より新型コロナウイルスの影響を考慮して予備期間を設けていたものの、実験プログラムの修正および追加実験に時間を要しているため、やや遅れていると判断した。

Strategy for Future Research Activity

対象者のリクルートは徐々に進んでおり、2022年度の前半にはデータ収集および解析を終える予定である。データの収集および解析を終え次第、関連学会および国際誌での成果発表を行う。

Causes of Carryover

実験プログラムの修正に伴い実験機器の仕様を変更したが、被検者への謝礼など実験にかかる経費がかからなかったため、その分が残っている。次年度に計画している実験の遂行に当てる予定である。

URL: 

Published: 2022-12-28  

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