2021 Fiscal Year Research-status Report
Creation of a new synchronous and quantitative assessment index for physical and psychological status in patients with low back pain
Project/Area Number |
21K21237
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Research Institution | Kyoto Tachibana University |
Principal Investigator |
重藤 隼人 京都橘大学, 健康科学部, 助教C (00906810)
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Project Period (FY) |
2021-08-30 – 2023-03-31
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Keywords | 腰痛 / 生理学的指標 / 同期 / 身体知覚 / 運動 / 心理 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、腰痛患者における疼痛関連因子と運動学的・生理学的指標の関連性を検証す ることで、日常動作時の身体知覚運動および心理的状態を表す新しい評価指標を創出し,将 来的な慢性化予防介入へとつなげることが目的である。研究①では、健常者を対象に立位での体幹屈曲伸展課題を行う際に、加速度計、筋電図計、脳波計を用いて定量的指標の測定を行い、評価方法を確立することを目的としている。現時点では、健常者を対象とした本実験の予備計測を行い、健常者および腰痛患者を対象とした計測に向けて研究方法を検証しており、これまで行われることが少なかった運動時の脳波測定について再現性を高めるために検証をしている。研究②では腰痛患者を対象に、研究①で確立した定量的指標の評価に加えて、疼痛関連因子を評価するために質問紙を用いて測定する。測定後、疼痛関連因子の質問紙の結果と日常動作における運動学的・生理学的指標との関連性を統計学的解析により検証し、日常動作時の身体知覚運動および心理的状態を表す評価指標を創出する。本研究により、身体知覚運動や心理的状態を表す新たな評価指標を創出することで、主観的でなく客観的な指標で病態把握および治療の効果判定ができる。さらに、身体知覚運動および心理的状態を表す評価指標に基づき、運動器機能の異常か脳機能の異常か病態分類が可能となり、病態に基づいた効果的な介入の選択・立案に貢献できる可能性がある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
令和3年度に計画していた研究①では、健常者を対象に立位での体幹屈曲伸展課題を行う際に、加速度計、筋電図計、脳波計を用いて定量的指標の測定を行い、評価方法を確立することを予定していた。研究機器購入の時期が遅れたこともあり、予備実験までは行えているが、本実験での測定方法について修正する部分があるため、健常者を対象とした本実験は現時点で行えておらず、進捗状況は遅れている状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
現在測定に向けて、研究機器の測定方法を確立している段階である。今後は、令和3年度に予定していた健常者を対象とした実験を行い、測定方法の信頼性・妥当性を検証する予定である。その後、研究②ではクリニックでの腰痛患者を対象に,研究①で確立した定量的指標の評価に加えて、疼痛関連因子を評価するために質問紙を用いて測定する。測定後、疼痛関連因子の質問紙の結果と日常動作における運動学的・生理学的指標との関連性を統計学的解析により検証し、日常動作時の身体知覚運動および心理的状態を表す評価指標を創出する予定である。健常者および腰痛患者のリクルートは準備ができており、倫理委員会の承認も得ているので、今後実施可能な予定である。
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Causes of Carryover |
次年度使用額は1,053円であり、ほぼ使用計画の予定通りに研究機器は購入しており、一部研究機器を変更したため生じた誤差があるものの、大きく使用計画は変更とはなっておらず、使用計画通りの費用の使用をしている。
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