2021 Fiscal Year Research-status Report
自転車トレーニングは伸張-短縮サイクル遂行機能を低下させるのか
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21K21268
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Research Institution | Kyoto University of Advanced Science |
Principal Investigator |
高橋 啓悟 京都先端科学大学, 教育開発センター, 嘱託講師 (70910074)
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Project Period (FY) |
2021-08-30 – 2023-03-31
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Keywords | トレーニング / 自転車運動 / 伸張ー短縮サイクル遂行機能 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、長期間の自転車トレーニングが伸張ー短縮サイクル(SSC)機能に及ぼす影響を検討することを目的とした。自転車トレーニングは様々なスポーツにおいて体力を向上させるトレーニングの一つとして用いられており、トレーニング後に体力が向上することが知られている。他方で、一過性の自転車運動後に走動作や跳躍動作に不可欠であるSSC機能が低下することが報告されている。これらの知見から、長期間の自転車トレーニングは体力の向上に効果がある一方で、SSC機能を低下させ、走動作や跳躍動作に負の影響をもたらす可能性があるのではないかと考えた。 2021年度は新型コロナウイルス感染症の拡大の影響によって、当初予定したトレーニング介入の実験を遂行することができなかった。現在、国内の感染状況を考慮しながら、実験の準備を進めている状況である。 トレーニング介入実験では高強度のトレーニング介入を予定していた。しかし、高強度トレーニング後は免疫機能が低下し、感染症に罹りやすくなると考えられるため、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を考慮して、低強度でのトレーニング介入を考えた。そこで、低強度短時間の自転車運動がSSC機能に及ぼす影響を予備実験で確認することとした。その結果、低強度短時間の自転車運動後にSSC機能が低下することが示唆された。この結果から、トレーニング介入は低強度での自転車運動に変更する予定である。 また、当該年度中に、本研究課題に関連する研究について、国際学術誌(Journal of Science and Medicine in Sport)に1報の学術論文が掲載された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2021年度はトレーニング介入実験を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響によって、一部の測定機器の納品が遅れたため、実験を遂行することができなかった。そのため、進捗状況は遅れていると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
トレーニング介入の実験は2022年8-10月を予定しており、現在実験方法の最終調整を行っている。実験終了後、得られた結果をまとめ、学術雑誌に公表する予定である。 実験では高強度のトレーニング介入を予定していた。しかし、高強度トレーニング後は免疫力が低下すると考えられるため、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を考慮して、低強度でのトレーニング介入に変更する予定である。
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Causes of Carryover |
2021年度に物品の発注を行ったが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、納品時期が大幅に遅れたため、2022年度の計上となった。
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