2022 Fiscal Year Research-status Report
自転車トレーニングは伸張-短縮サイクル遂行機能を低下させるのか
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21K21268
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Research Institution | Kyoto University of Advanced Science |
Principal Investigator |
高橋 啓悟 京都先端科学大学, 健康医療学部, 嘱託講師 (70910074)
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Project Period (FY) |
2021-08-30 – 2024-03-31
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Keywords | トレーニング / 自転車運動 / 伸張ー短縮サイクル遂行機能 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、長期間の自転車トレーニングが伸張ー短縮サイクル(SSC)機能に及ぼす影響を検討することを目的とした。自転車トレーニングは様々なスポーツにおいて体力を向上させるトレーニングの一つとして用いられており、トレーニング後に体力が向上することが知られている。他方で、一過性の自転車運動後に走動作や跳躍動作に不可欠であるSSC機能が低下することが報告されている。これらの知見から、長期間の自転車トレーニングは体力の向上に効果がある一方で、SSC機能を低下させ、走動作や跳躍動作に負の影響をもたらす可能性があるのではないかと考えた。 2022年度は新型コロナウイルス感染症の拡大の影響によって、当初予定したトレーニング介入の実験を遂行することができなかった。現在、国内の感染状況を考慮しながら、実験を進めている状況である。 トレーニング介入実験では、コントロール条件として3週間の通常トレーニング期間を行った後、3週間の自転車トレーニング期間がある。そして、各トレーニング期間の前後に走運動での漸増負荷試験とSSC機能の測定を行う。現在、対象者3名について通常トレーニング期間が終了し、自転車トレーニング期間中となっている。さらに、来月から対象者6名の通常トレーニング期間を開始する予定である。 新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、長期間のトレーニング介入実験を予定通り行うことができなかったため、研究期間を1年延長した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2022年度はトレーニング介入実験を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響によって予定していた実験を遂行することができず、一部の実験のみ遂行した。そのため、進捗状況は遅れていると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
トレーニング介入の実験は現在進行中であり、2023年9月にすべての実験が終了する予定である。実験終了後、得られた結果をまとめ、2023度中に学術雑誌に公表する予定である。
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Causes of Carryover |
研究期間を1年延長したため。 実験に必要な消耗品に使用する予定である。
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