2022 Fiscal Year Research-status Report
Democratic practices and the transformation of citizenship: building a new analytical framework from a comparative study of Japan and Korea
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21KK0030
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
遠藤 知子 大阪大学, 大学院人間科学研究科, 准教授 (00609951)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
二羽 泰子 静岡県立大学, 国際関係学部, 講師 (20802507)
高谷 幸 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (40534433)
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Project Period (FY) |
2021-10-07 – 2026-03-31
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Keywords | シティズンシップ / 福祉国家 / 障害者運動 / 移民研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、日韓におけるマイノリティ当事者による集団的な実践(活動や運動)に焦点を当て、両国におけるシティズンシップの行方を考察することである。具体的には、両国における当事者参加による就労創出・福祉活動、移民の権利保障を求める運動、障害者の解放運動に着目する。2022年度の研究計画は、研究代表者、分担者、海外研究協力者がそれぞれの研究分野に関する先行研究の検討、資料収集や予備調査を実施することであった。 1) 2022年8月、2023年2月に延世大学にて合同研究会を実施した。研究会ではそれぞれの進捗状況について報告し、全体のテーマに関する共通理解を構築しつつ、それぞれの研究の擦り合わせを行った。研究代表者、分担研究者は韓国滞在中にそれぞれの研究に関する資料収集と聞き取りを実施した。 2)本国際共同研究の特集(スペシャルイシュー)を組み、海外ジャーナルに応募することを決定し、プロポーザルを執筆してジャーナルに提出した。 3) 2023年度に開催される国際学会(AAS in Asia, 19th EASP Conference)における企画公募に応募し、採択された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画に合わせて概ね研究は進展している。合同研究会を2回開催し、互いの進捗状況について確認することができた。スペシャルイシューや学会での企画公募に応募するに当たり、参加者がそれぞれの研究内容について明確化することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は引き続き海外ジャーナルのスペシャルイシューに応募する。応募するジャーナルを検討し、それに合わせてプロポーザルや各論文の内容を調整する必要がある。2回の国際学会報告を行い、各参加者がそれぞれの論文完成に向けて作業を進める。
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Causes of Carryover |
コロナ禍の影響で国際学会は非対面で行われたため、旅費が当初予定していたよりもかからなかった。未使用額は、2023年度に研究代表者、分担研究者、海外研究協力者と参加予定の海外学会旅費や参加費などに使用する計画である。
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Research Products
(5 results)