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2023 Fiscal Year Research-status Report

Parechovirus-A3 Infection in Children - Epidemiology in the World and Investigation of Factors Related to Outbreak andand Severity

Research Project

Project/Area Number 21KK0166
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

齋藤 昭彦  新潟大学, 医歯学系, 教授 (30531389)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 渡邉 香奈子  新潟大学, 医歯学系, 准教授 (80626094)
相澤 悠太  新潟大学, 医歯学系, 助教 (90808453)
泉田 亮平  新潟大学, 医歯学総合病院, 医員 (00888042)
Project Period (FY) 2021-10-07 – 2027-03-31
KeywordsパレコウイルスA3 / 新生児 / 早期乳児 / 世界的疫学 / 流行予測
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、パレコウイルスA3(Parechovirus-A3, PeV-A3)感染症の国内外の疫学を明確にし、また、その重症化因子について検討することである。PeV-A3は、COVID-19パンデミックの影響で、2020-21年と国内と海外拠点から報告がほぼなかったが、2022年には、共同研究者の米国Marcy小児病院のDr. Selvaranganらが、米国における症例の急増を報告した(J Clin Virol. 2023160:105381)。2023 年に入ると、国内からも症例の報告が相次き、我々が行っている国内のサーベイランスでも、2023年には90例を超える報告があった。この様に、COVID-19パンデミックにより減少していたPeV-A3患者は増加し、その流行が本格化している。感染症今後も、より大きな流行をきたす可能性がある。
本年度は、海外拠点との前方視的サーベイランスを継続しながら、患者検体の収集を継続した。また、海外拠点と流行の状況について、継続的に情報交換を行った。また、我々が昨年度実施した国内のPeV-A3の系統樹解析の結果(J Infect Dis. 2023 11;227:288-294)を基に、海外拠点での遺伝子情報と比較する基盤整備を行った。また、我々が昨年度同定したPeV-Aの新しい受容体(Myeloid-associated Differentiation Marker, MyADM)(Nat Commun. 2023;14:1817)について、児の重症化にどのように関与するのか、異なる人種におけるこの受容体の発現の差などを含めて、今後、更なる検証を進めていく予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

本年度は、COVID-19パンデミックの影響もほぼなくなり、海外への渡航が可能となり、2023年10月に米国感染症学会で、米国の共同研究者であるDr. Selvaranganと学会期間中に会い、米国と日本の流行状況の報告、今後の研究の方向性について、話し合いを行う機会を得た。また、英国の共同研究者であるDr. Tangが2024年10月に来日し、同様に、英国と日本の流行状況の報告、今後の研究の方向性について、話し合いを行う機会を同様に得た。これによって、米国、英国のPeV-A3の感染状況について最新情報を得ることができた。

Strategy for Future Research Activity

本年度は、これまでの前方視的サーベイランスを継続しながら、患者検体の収集を継続し、更に、これまで実施することができなかった海外拠点での訪問と研修を行う予定である。具体的には、2024年10月に行われる米国感染症学会の学術集会に合わせて、米国Mercy Hospitalを訪問し、米国におけるPeV-A3の診断法についての研修を行う予定である。また、他の拠点の訪問についても、今後検討予定である。

Causes of Carryover

COVID-19パンデミックによる影響で、予定されていた海外渡航の機会が少なかったため。

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Published: 2024-12-25  

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