2023 Fiscal Year Annual Research Report
ニュージーランド人と日本人の比較による新規尿酸遺伝要因の探索・同定と分子機能解析
Project/Area Number |
21KK0173
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Research Institution | National Defense Medical College |
Principal Investigator |
松尾 洋孝 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 分子生体制御学, 教授 (00528292)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
関根 舞 東京薬科大学, 薬学部, 助教 (40881496)
豊田 優 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 分子生体制御学, 講師 (80650340)
宮田 大資 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (90844415)
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Project Period (FY) |
2021-10-07 – 2024-03-31
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Keywords | 尿酸 / 高尿酸血症 / 痛風 / GWAS / 国際共同研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
本国際共同研究は、血清尿酸値や尿酸関連疾患リスクに影響する遺伝要因の探索・同定を目的とした臨床遺伝学的解析に加え、新たに見出されることが期待される尿酸輸送体(候補)の分子機能解析にも取り組むことを視野に入れた2.5年計画(2021~2023年度)として企画された。その最終年度目にあたる2023年度においては、引き続き、本研究課題における海外共同研究者であるTony R. Merriman博士との精力的な共同研究に取り組んだ。特に今年度においては、ポリジェニックリスクスコアを利用した若年性痛風リスクの評価について、国際共著論文を発表することができた。また、学術的探究にとどまらず、Merriman博士が世話人を務める国際会議であるG-CAN(The Gout Hyperuricemia and Crystal-Associated Disease Network:2023年度は11月に米国にて開催)において、日本人演者を中心とするシンポジウムセッションを研究代表者:松尾がオーガナイズするなど、国際活動にも尽力した。これまでの国際活動なども評価され、当該コミュニティにおける日本人で初めての新たな世話人としてオーガナイズメンバーに迎え入れられることとなった。さらに、Merriman博士が主宰する研究室に教室員1名が半年間留学するなど、国際交流も順調に実施された。本報告書作成時点において、研究成果を取りまとめたいくつかの論文が投稿・査読中ではあるものの、本研究期間全体を通じて、複数の国際共同発表を実現できた点は特筆すべき内容であると考えられる。
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Research Products
(11 results)
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[Presentation] 臨床診断された痛風患者のみによる病型分類別のゲノムワイド関連解析および遺伝率2024
Author(s)
中山昌喜, 豊田優, 中杤昌弘, 河村優輔, 中岡博史, 市田公美, 高田龍平, 清水聖子, 清水徹, 大山博司, 大山恵子, 長瀬満夫, 日高雄二, 高田雄三, 四ノ宮成祥, 松尾洋孝
Organizer
第57回日本痛風・尿酸核酸学会総会
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[Presentation] コーヒー摂取の習慣は血清尿酸値とは相関せずに痛風リスクを減少させる:日欧の人種集団におけるメンデルランダム化解析より2024
Author(s)
大西まなみ, 白井雄也, 野原悠希, 中山昌喜, 河村優輔, 豊田優, 染谷真澄, 中杤昌弘, 清水聖子, 四ノ宮成祥, 岡田随象, 松尾洋孝
Organizer
第69回防衛衛生学会
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[Presentation] Physiological and pharmacological characterization of OAT10/SLC22A13, a urate re-absorber in the kidney2023
Author(s)
Takada, T., Toyoda Y., Kawamura Y., Nakayama A., Morimoto K., Shimizu S., Shinomiya N., Kobayashi Y., Ichida K., Matsuo H
Organizer
The 20th Symposium on Purine and Pyrimidine Metabolism in Man (PP23)
Invited
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