2023 Fiscal Year Research-status Report
早産児・低出生体重児における医療提供体制に資する質評価等の国際比較研究
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21KK0275
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
新城 大輔 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 准教授 (10707285)
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Project Period (FY) |
2022 – 2024
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Keywords | 早産児 / データベース / 医療の質の評価 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、早産児における医療提供体制に資する質評価等の国際比較研究を実施する。両国のAdministrative Databaseを活用し、早産児の質評価を両国にて実施し、その 結果を比較するcomparative studyのデザインとしている。基課題で評価する本邦の早産児等のアウトカムについて、施設・地域間のばらつきや施設因子の説明力が 「大きい/小さい」かどうか(改善可能性の有無)を判断することが困難なものがあり、(疾病特性を考慮したうえで)医療提 供体制に還元可能な情報を十分に得ることが難しいケースがあることを考慮し、国際比較研究に発展させることで医療提供体制のより詳細な評価が可能になると期待する。 2023年度においては、昨年度準備を進めていたカナダのAdministrative Databaseからのデータ利用の書類準備・申請を行い、実際に希望するデータを受領することができた。なお、昨年度中に先方との複数回のMTGを経てデータの利用可能性をすでに確保している。ICESが指定するサーバにデータが格納されており、そちらにリモート接続を行い、生データ(8ファイル程度)のデータクリーニング・加工を行って、本邦のデータベースと類似性が極めて高い解析用データセットを作成した。基本的な記述統計に加え、死亡をアウトカムとしたマルチレベルロジスティック回帰分析を実施し、その結果を得ることができた。 来年度、本邦分の解析用データセットの生成・データ分析とその比較を行い、解析完了・論文執筆を予定している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
カナダ側のデータ受領までに想定以上の時間を要したが、その間に解析用のプログラムを作成することができたため、結果的にはおおむね順調に進展していると考える。
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Strategy for Future Research Activity |
本邦分の解析環境の増強などを行って円滑な研究実施・成果報告につなげることとしたい。
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