2010 Fiscal Year Annual Research Report
アジア・太平洋価値観国際比較調査―文化多様体の統計科学的解析
Project/Area Number |
22223006
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (S)
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Research Institution | The Institute of Statistical Mathematics |
Principal Investigator |
吉野 諒三 統計数理研究所, データ科学研究系, 教授 (60220711)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土屋 隆裕 統計数理研究所, データ科学研究系, 准教授 (00270413)
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Keywords | 国際比較調査 / アジア・太平洋 / 文化多様体解析 / 統計的無作為標本抽出調査 / 国民性調査 / CULMAN / 日本人の国民性調査 / 信頼 |
Research Abstract |
本調査プロジェクトの概要は、以下のとおりである。 1)アジア・太平洋諸国における統計的標本抽出調査(個別訪問面接法)によるデータ収集を遂行する。 2)この国際比較データと「日本人の国民性」調査の時系列データを交差させて解析する。 3)収集データと既存の関連調査データを総合的に分析し、空間的・時間的比較の枠組みの中で、日本人の意識構造の安定性と変容を実証的に解明する。最終的に、調査データの一般公開を推進させる。 平成22年度は、特に以下の1)~8)を遂行した。 1)アジア・太平洋諸国の基礎資料を収集・整理し、同時に既存の一連の国際比較調査データや報告書の再整理、国内外の機関による関連する調査データや報告書の内容を整理、検討した。 2)アジア・太平洋の各地域の調査環境について現状を再確認し、統計的標本抽出方法の実践的検討を行い、その遂行可能性を確認し、国際比較の意味のある調査項目の候補を選定した。 3)国内外の研究者との連携により、調査票のトピックの検討と質問項目の具体案の作成、推敲をした。 4)国際比較版・日本調査用の調査票の案を作成し、プリテスト等の検討を経て確定した。 5)米国調査のために、日本調査用の調査票の翻訳、再翻訳を繰り返し、米国語の調査票を作成した(バック・トランスレーションによる検討)。 6)日本調査の本調査遂行(11月-12月)。 7)米国調査の本調査遂行(11月-1月) 8)データ・クリーニング作業を経て集計と報告書作成の作業遂行し、第一次報告書く速報)をまとめた。 報告書の印刷、出版、各方面への送付の作業を進行させた。 (ただし、米国の現地調査において一部地域での調査員の確保の困難から、サンプル地点の変更などの遅れで、計画した作業の上記の8)の一部、報告書の完成と配布は、平成23年度の初めにずれ込んだ。)
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Research Products
(42 results)