2013 Fiscal Year Annual Research Report
極微量小分子RNAを網羅的に解析する次世代型核酸アレイチップの開発
Project/Area Number |
22225003
|
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
寺前 紀夫 東北大学, 理学(系)研究科(研究院), 名誉教授 (70114569)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 央 茨城大学, 理学部, 准教授 (10359531)
西澤 精一 東北大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (40281969)
佐藤 雄介 東北大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (90583039) [Withdrawn]
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2015-03-31
|
Keywords | 化学センサー / バイオセンサー / 蛍光性リガンド / 核酸 / ナノ細孔 / 過冷却 / 小分子RNA |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は昨年度に引き続き,①蛍光性リガンドの開発,②ナノ細孔内低温水を利用したRNA検出法の開発を行うとともに,小分子RNAを網羅的に検出するアレイチップ開発への基礎の確立を目指して研究を行った。 ①については、昨年開発した2,4-diamino-6,7-dimethylpteridine をリガンド基本骨格として、RNA二重鎖中脱塩基部位に対面する標的塩基に強くかつ選択性に結合する新規小分子RNA検出リガンドの開発を進めた。脱塩基部位における標的塩基との水素結合形成パターンの制御、ならびにRNAに対する強固な結合力を狙って設計したグアニジル基修飾プテリジン誘導体がRNA脱塩基部位対面のグアニン塩基に対してnMオーダーの強固な結合能を示すことを見出した。得られた結果から、リガンドと標的塩基との水素結合を介した擬塩基対形成の制御がRNA二重鎖脱塩基部位対面塩基に対する結合選択性の発現に有用なアプローチであると言える。 ②については,ナノ細孔内極低温状態において,短い核酸分子の効率的二重鎖形成が進行することを見いだすとともに,ナフチリジン誘導体に基づく蛍光性リガンドと標的核酸分子との結合能強化が達成されることも分かった。これらの結果は,RNAの高感度検出におけるナノ細孔内低温水の有効性を示すものである。
|
Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(79 results)
-
-
-
-
-
-
-
-
-
[Journal Article] Rational Design for Cooperative Recognition of Specific Nucleobases Using β-Cyclodextrin-Modified DNAs and Fluorescent Ligands on DNA and RNA Scaffolds2013
Author(s)
A. Futamura, A. Uemura, T. Imoto, Y. Kitamura, H. Matsuura, C.-X. Wang, T. Ichihashi, Y. Sato, N. Teramae, S. Nishizawa, T. Ihara
-
Journal Title
Chem. Eur. J.
Volume: 19
Pages: 10526-10535
DOI
Peer Reviewed / Open Access
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-