2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22240005
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
横田 治夫 東京工業大学, 情報理工学(系)研究科, 教授 (10242570)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮崎 純 東京工業大学, 情報理工学(系)研究科, 教授 (40293394)
小林 隆志 東京工業大学, 情報理工学(系)研究科, 准教授 (50345386)
小口 正人 お茶の水女子大学, 大学院人間文化創造科学研究科, 教授 (60328036)
天笠 俊之 筑波大学, システム情報工学研究科(系), 准教授 (70314531)
波多野 賢治 同志社大学, 文化情報学部, 准教授 (80314532)
渡辺 陽介 東京工業大学, 学術国際情報センター, 助教 (80532944)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | データストレージ / ディレクトリ・情報検索 / エネルギー効率化 / 情報システム / ディペンダブル・コンピューティング |
Research Abstract |
信頼性を高めて性能を確保しながら消費電力を抑えるためのデータ配置とアクセス制御について、信頼性確保のためにプライマリ・バックアップ構成を用い、その構成を有効利用して各 HDD の回転状況を考慮して読み出し・書き込み操作を制御する手法を提案してきた。これまで、そのデータ配置による解析モデルと負荷モデルの検討を行うとともに、そのモデルに従ったシミュレーション環境を整備して、シミュレーションを行い、提案する手法の効果を示し、その内容をまとめた論文が論文誌に掲載された。さらに、その提案手法の実環境における効果を確認するために、実際に多数の HDD と電力測定装置を用いた実験を行い、その成果に関して国内で口頭発表を行った。また、データ配置において、できるだけ HDD のスピンダウン、スピンアップの回数を減らすために、検索履歴から同一検索対象をまとめる方法や、ファイルのアクセス履歴を解析して同時にアクセスされるファイルを同一のディスクに格納する方法等を提案し、これらに関してもシミュレーションを行い、その効果を確認してきた。 一方、HDD だけでなく、CPU も含めて、性能と消費電力を均整化させるデータ配置手法に関しても検討を進め、従来手法の問題点を明らかにし、プライマリの配置に特色のある独自の手法の提案を行った。その提案手法に関し、実際のハードウェア環境を用いた環境において実験を行い、その効果を確認し、競争率の高い国際会議において発表を行った。それに加え、性能と消費電力を均整化させるデータ配置において、実際のアプリケーションの実行を想定し、近年様々な分野で利用されることが増えている並列分散環境である Hadoop から提案手法を利用することを可能にし、アプリケーションを実行した場合の提案手法の効果を確認し論文誌にもその成果が採録された。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(51 results)