2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22240021
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
任 福継 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 教授 (20264947)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北 研二 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 教授 (10243734)
谷岡 哲也 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (90319997)
鈴木 基之 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 准教授 (30282015)
獅々堀 正幹 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 教授 (50274262)
松本 和幸 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 助教 (90509754)
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Keywords | 心的状態遷移ネットワーク / ロボットの心の創造 / 心のモデル化 / 感情認識 / 感情状態 / 介護ロボット / 感情創生 / 感情表出 |
Research Abstract |
特製ロボットの導入価格は当該年度の交付金額より高かったので,2年間分けて導入することになった。実際のロボットへの実装作業が実施されなかったが,感情の認識と感情の表出に関する研究を行い,以下のような研究実績が上げられた。 1.前年度で開発したブログ感情コーパスを活かし、認識アルゴリズムを開発した。いろいろな学習アルゴリズムを使って評価実験を行ったが,感情コーパスの量が十分ではないことを明らかにした。それで,大学院生により,さらに感情コーパス,特にブログ感情コーパスの追加を行い,従来の構築したコーパスの間違いを訂正した。これにより,発話内容からの感情の認識を行った。 2.研究室で持っている小型ロボットに搭載されでいるカメラとマイクを用いて,音声認識と人物検出実験を行った。特に特性が変化することでモデルとのミスマッチが起こることが想定され,様々な実験を行った。現在の音声認識技術は実世界に流用すると幾つかの問題があることが分かった。そして,この問題を克服するための方法を研究した。 3.開発した心的状態遷移ネットワークによる感情創生部を構築し,感情の遷移を測定した。 4.感情の表出パターンを定義してみた。まずは表情に注目し,6感情×3段階の強さのそれぞれを表現するような表情パターンを人手で作成した。 5.プロトタイプを構築するため,制御プログラムを開発したが,ごく簡単な世間話を行う課題を設定し,機能と性能をテストした。 6.医療現場でのロボットの要求などを調査し,介護ロボットの構築方針を決定した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
特製ロボットの導入価格は当該年度の交付金額より高かったので,2年間分けて導入することになった。それで,実際のロボットへの実装作業が実施出来なかった。しかし,その代わりに,感情コーパスの追加、音声認識制度の測定、小型ロボットに搭載されているカメラとマイクを用いた人物検出の実験を行った。全体的に順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
おおむね計画の通り進んでいくが,昨年度実際のロボットの納入が出来なかったので,実施の順番をすこし変更した。今年度の配分額を一部使って,人型ロボットの外装などを行い,今年の8月くらい,実際のロボットを納入できる。それで,いままでの開発された言語違いや音声による感情認識技術を実際のロボットに実装し,ロボットの心を創造する実験を行う。 また,実際のロボットに搭載されているカメラである区間に居る人物の検出実験を行い,高い精度の検出アルゴリズムを開発する。
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Research Products
(12 results)