2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22240021
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
任 福継 徳島大学, ソシオテクノサイエンス研究部, 教授 (20264947)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北 研二 徳島大学, ソシオテクノサイエンス研究部, 教授 (10243734)
獅々堀 正幹 徳島大学, ソシオテクノサイエンス研究部, 教授 (50274262)
谷岡 哲也 徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (90319997)
松本 和幸 徳島大学, ソシオテクノサイエンス研究部, 助教 (90509754)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 人工知能 / 知能ロボティックス / 感情情報処理 / 情報システム / 言語理解 / 感情ロボット / 心状態遷移ネットワーク / 感情コーパス |
Research Abstract |
1.研究代表者と酷似したロボットに、音声情報、言語情報に基づく感情認識と感情創生という機能を組み込んで色々な実験を行った。 2.ロボットとコンピュータとのインタフェースを開発し、コンピュータとロボットとの通信機能を搭載し、テストを行った。 3.言葉遣いに基づくアルゴリズムを改良し、実際のロボットに組み込んで実験を行ったが、音声認識の質が高くないので、うまく実験ができなかった。よって、遮音室の環境で実験を再設定し、テストを行って、言葉遣いに基づく感情の認識機能ができると確認できた。 4.状態遷移ネットワークに基づいて、人の連続的に、感情の変化を確かめる実験を設定したが、音声認識の精度の所為で、そのまま実験ができない。この機能について、コンピュータでシミュレーションを行った。ある程度で状態遷移ネットワークにより人の感情変化を推定できると考える。 5.感情コーパスを手作業で行ったが、半自動的に構築ツールを開発し、今後、このツールを活かし、もっと効率のよい感情コーパスの構築ができることが分かった。 6.ロボットの感情表出について、色々なアルゴリズムを開発したが、特に言葉と口形との自動対応について、研究した。次の年度でこれを続き、言葉による口形の生成手法を開発する予定である。上記により、ロボットにより人間の感情認知、さらにロボット自身の感情創生の基盤ができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
実際のロボットに言葉遣いに基づく感情認識、音声に基づく感情認識機能を組み込んで実験を行ったが、ノイズと音声認識精度の問題で、予定の通り、実験結果が得られなかった。しかし、この問題を検討して、遮音室の環境で実験を再設定し行ったところ、予定のタスクを完成した。特に、感情コーパスの構築について、計画以上に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
1.音声認識の精度が実環境で高くないので、今後、もっと質のよい音声認識ソフトを探し、開発改良をして、様々な実験を行う。 2.ロボットとコンピュータとのインタフェースを改良して、デモシステムを構築し、テストを実施する。 3.半自動的感情コーパスの構築アルゴリズムを開発し、感情コーパスの量を増やす。 4.看護の環境における実験について、当面行われないが、その看護機能を検討し、対処方法を研究する。 5.ロボットの心の創造について重要な要素などを纏め、今後の指針を示す。
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Research Products
(12 results)