2012 Fiscal Year Annual Research Report
ディジタルアーカイブを核とするコンテンツ情報基盤構築のための総合的研究
Project/Area Number |
22240023
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
杉本 重雄 筑波大学, 図書館情報メディア系, 教授 (40154489)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原 正一郎 京都大学, 地域研究統合情報センター, 教授 (50218616)
逸村 裕 筑波大学, 図書館情報メディア系, 教授 (50232418)
永森 光晴 筑波大学, 図書館情報メディア系, 講師 (60272209)
佐々木 秀康 立命館大学, 情報理工学部, 准教授 (60383923)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | ディジタルアーカイブ / メタデータ / メタデータスキーマ / メタデータスキーマレジストリ / アーカイブ間連携 / 記憶と記録の保存 / ディジタルコンテンツ / 情報基盤 |
Research Abstract |
本研究では、ディジタルアーカイブに関してメタデータを中心とする総合的な取組みとして、(1)メタデータの相互運用性と開発性向上のためのスキーマレジストリ技術、(2)図書館、文書館等のディジタルアーカイブ向けメタデータ、(3) ディジタルマンガ等の新しいメタデータ、 (4)これらを総合的にとらえたディジタルアーカイブ間連携等の課題の4視点で研究を進めた。本年度は各視点に関し以下の研究を進めた。 (1)メタデータスキーマレジストリMetaBridgeを基盤としたスキーマの開発性向上の研究、アーカイブ指向のメタデータスキーマ間のマッピングモデルの研究 (2)Linked Open Data(LOD)技術を用いたディジタルアーカイブ利用の高度化の研究、Cloud環境におけるディジタル保存のためのメタデータとそのオントロジの研究 (3)マンガのためのメタデータフレームワークを基盤としてディジタルマンガの制作ツール、LOD技術を利用してコンテンツとアーカイブのリンキングに関する研究 (4)国際シンポジウム等による、地域研究等の領域の視点、LODの視点等から見たディジタルアーカイブとメタデータに関する意見交換とまとめ 本研究の遂行に当たり、東日本大震災を契機とする地域の記憶と記録保存のためのディジタルアーカイブの議論の影響も受けた。物理的物体の対災害脆弱性に対するために、人的基盤、経済的基盤の弱いコミュニティであっても、記憶と記録のための頑健なディジタルアーカイブが不可欠である。この要求に応えるために、頑健な情報基盤と技術、知識の共有、ディジタルアーカイブ連携、連携を支えるメタデータ情報基盤構築の必要性が改めて明らかになった。コミュニティ毎の独自性を保ちながら連携するという相矛盾する要求を満たすメタデータ技術の開発とメタデータ情報の蓄積を、LOD等の基盤環境の進化に合わせて進めることが求められる。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(36 results)