2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22240079
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
寺澤 孝文 岡山大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (90272145)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 剛史 岡山大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (10334252)
松田 憲 山口大学, 理工学研究科, 准教授 (10422916)
鈴木 渉 宮城教育大学, 教育学部, 准教授 (60549640)
吉田 哲也 常葉大学, 教育学部, 准教授 (70323235)
太田 信夫 東京福祉大学, その他の研究科, 教授 (80032168)
板垣 信哉 宮城教育大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (80193407)
佐久間 康之 福島大学, 人間発達文化学類, 教授 (90282293)
川崎 由花 呉工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (90615832)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | ビッグデータ / 縦断的研究 / e-learning / 潜在記憶 / 英語教育 / クラウド / 学習意欲 / 通信の融合 |
Outline of Annual Research Achievements |
9月より、岡山県赤磐市とベネッセと寺澤研究室が連携協定を結び、紙の新型ドリルを使った支援を実施した。実費を自治体が負担し、我々が解析結果のフィードバックを実施し、収集されるデータを本研究でも利用した。フィードバックに対応する、学習者の学習意欲、自己効力感、自尊感情の縦断的変化を検討した。その結果、フィードバックに対応して自己効力感と学習意欲が改善することが示された。学校間の差なども明確に表れたが、自尊感情については有意な差は認められなかった。 さらに、大学生英単語のe-learningを約300名対象に実施し、20日分の学習を授業課題として求めデータを収集した。分析は未完了であるが、学習のスタイル(早く終わらせる、最後にまとめて終わらせる、コンスタント)と、学習意欲の尺度に関連性が認められた。これは、アンケート形式で収集される意識データと、実際の学習行動の相違を示す結果である。その他、ドリル用紙を教室で子どもが自らワンプッシュでスキャンし、クラウドにアップされた画像をダウンロードしてOCR処理、記録、解析を行う仕組みを半年以上問題なく稼働させた。 一方、年度のはじめに、大学のメールシステムの変更、OSのアップグレード、また、データのセキュリティーを高めるためのデータベースの切り分け作業等が原因で、複数の基幹システムのプログラムを大幅に修正する必要がでた。年度のほぼ半分はその作業にかかりきりになった。ただし、年末からは、問題行動の多い中学校の依頼を受け、支援を提供し、子どもの基礎学力の向上とやる気の向上により、問題行動の改善を目指す取り組みを開始した。また、感覚記憶の長期持続性に関する一連の研究成果を英語論文にする準備を完了した他、ビッグデータの教育活用の先行事例として、複数の学会から寄稿の依頼を受けるようになった他、朝日新聞(H27年5月5日)の1面で取り上げられた。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Remarks |
本研究が朝日新聞の1面に取り上げられた(2015年5月5日)
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