2012 Fiscal Year Annual Research Report
ジオシンセティックス排水材を用いた盛土防水工に関する研究
Project/Area Number |
22241045
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
澁谷 啓 神戸大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (00206153)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川口 貴之 北見工業大学, 工学部, 准教授 (20310964)
鳥居 宣之 神戸市立工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (70294246)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | ジオシンセティックス / 室内実験 / 数値解析 / 水砕スラグ / 製鋼スラグ / アルカリ |
Research Abstract |
近年、豪雨・地震時の谷埋め盛土の被害が多発している。本研究は、3年の研究期間で、工業製品であるジオシンセティックス排水材を活用した盛土等の土構造物の被害を軽減するための新たな防水工法の研究開発を目指している。当初の研究実施計画の内容をほぼ遂行した。1年目には、室内実験および数値解析を行い、各種盛土材料の透水・変形・強度特性の解明ならびにジオシンセティックス排水材の開発のための基礎的なデータを得た。2年目には,リサイクル材料である製鋼スラグ材料の工学的特性を明らかにした.鉄鋼スラグは,締固め特性および透水性に優れ,工学材料とりわけ盛土材料として極めて優れていることが分かった.施工性にも優れ,重機を使用せずとも手動により十分な締固め度が得られ,一般の土質材料よりもはるかに高い強度が得られることも判明した。当該年度(3年目)には、大型土槽を用いた盛土防水工の有用性を確認するための検証実験を実施した.この結果、ジオシンセテティクス排水材を用いた盛土防水工は,長期に亘り,盛土内への浸透水を防ぐために安価で有効な工法であることが確認できた.また3次元数値解析により,排水材の効果的な設置のための設計式を提案している.さらに、盛土防止工を併用することにより,鉄鋼スラグ等のリサイクル材料を用いてもアルカリ浸出水が周辺環境に与える影響を回避できることが分かった.さらに、現場検証実験のためのサイト候補地を選定し、実試験施工に向けての立案を終えている。今後、当該工法の具現化のため、本研究で得られた知見を活かした現場へのさらなる展開を図りたい。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(15 results)