2010 Fiscal Year Annual Research Report
近現代世界の自画像形成に作用する《集合的記憶》の学際的研究
Project/Area Number |
22242004
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
岩崎 稔 東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究院, 教授 (10201948)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
八尾師 誠 東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究院, 教授 (20172926)
今井 昭夫 東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究院, 教授 (20203284)
工藤 光一 東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究院, 教授 (80255950)
金井 光太朗 東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究院, 教授 (40143523)
篠原 琢 東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究院, 教授 (20251564)
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Keywords | 哲学 / 思想史 / 記憶 / 歴史 / 文化史 |
Research Abstract |
平成22年度は、前年の成果に依拠しながら、現地調査、資料収集、シンポジウム、研究会を開催した。 1.4月24日、「内省する歴史叙述の可能性□」と題するシンポジウムを開催し、韓国から招聘した林志弦(漢陽大学)が「大衆独裁-20世紀独裁のメタヒストリー」と講演を行い、独裁と記憶の関係を検討した。 2.7月29日~8月2日、篠原琢を中国における抗日戦争の記憶と記念に関する資料調査、実地調査のために、上海、南京に派遣した。 3.8月25日~8月27日、岩崎稔を共同研究『東アジアの記憶の場』の打合会議のため、韓国ソウルに派遣した。 4.9月5日~9月10日、岩崎稔をIUCドゥプロヴニクで開催された「ハンナアーレントと記憶の問題」と題するワークショップに派遣し、"Identity Discourse in Europe"という講演を行った。 5.10月22日~10月27日、岩崎稔を合衆国に派遣し、ハーヴァード大学のModern Japan History Workshopで「東アジアの記憶の場」に関して報告、およびニューヨーク大学のDocumenting Political研究会でディスカッサントとして参加した。2~5は、本研究において戦争や全体主義への記憶とアイデンティティの関係を解明する糸口となった。 6.12月16日~12月23日、ライプツィヒ大学東アジア研究所のシンポジウム「日本近現代思想史を書き直す」において「1960年代の集合的記憶」セッションを組織し、岩崎稔、坪井秀人(名古屋大学)、道場親信(和光大学)他が参加した。現代Contemporaryにおける集合的記憶の意義を充分に検討することができた。
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Research Products
(16 results)