2012 Fiscal Year Annual Research Report
東アジアの書道史における料紙と書風に関する総合的研究
Project/Area Number |
22242006
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Research Institution | 独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館 |
Principal Investigator |
島谷 弘幸 独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館, その他部局等, 副館長 (90170935)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 裕次 独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館, 学芸企画部博物館情報課, 課長 (00356271)
赤尾 栄慶 独立行政法人国立文化財機構京都国立博物館, 学芸部, 上席研究員 (20175764)
富田 淳 独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館, 学芸研究部列品管理課, 課長 (20227622)
荒木 臣紀 独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館, 学芸研究部保存修復課環境保存室, 主任研究員 (20537344)
羽田 聡 独立行政法人国立文化財機構京都国立博物館, 学芸部, 研究員 (30342968)
神庭 信幸 独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館, 学芸研究部保存修復課, 課長 (50169801)
和田 浩 独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館, 学芸研究部保存修復課環境保存室, 主任研究員 (60332136)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 装飾料紙 / 書風 / 書跡 / 紙質 / 博物館 / 国際研究者交流 / 韓国 |
Research Abstract |
装飾料紙を用いた古筆・典籍を中心に、これまでに作成した対象作品のリストから調査を進めた。国内では、東京国立博物館・京都国立博物館・九州国立博物館・陽明文庫(京都)・筆の里工房(広島)等、海外では中国の香港芸術館、銀雀山竹簡博物館、臨沂市博物館、鄒県博物館、山東省博物館等、アメリカはホノルル美術館、サンフランシスコアジア美術館等に収蔵されている作品について、デジタル写真撮影と、作品の筆跡および料紙に関する調査を実施した。また、これまでに蓄積してきた調査結果より得られた成果を、総合文化展本館3室(仏教の美術、宮廷の美術)等の展示解説等で公開した。特集陳列「写された書」(5月22日~6月24日、東京国立博物館本館特別1室)、東京国立博物館 ホームページ「1089ブログ」の「書を楽しむ」シリーズにおいて成果を公開した。広島・筆の里工房で開催の特別展「よみがえる王朝のみやび」(9月23日~11月4日)には特別協力として、本研究成果を図録や展示で公開した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究は継続的に進めてきており、実施する調査は効率的が上がってきている。収集したデータの量も膨大なものとなっており、データの整理を行い、研究者同士で活用できるように進めて。その成果成果の公表についても、論文や研究発表、展示等で確実に行うことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
光学顕微鏡などの科学機器を用いた客観的なデータをさらに収集して、調査の内容を充実したものにすると同時に、関連資料などのデータも増やした上で、そのデータを活用しやすいものに加工していく予定である。また、さらなる成果を刊行物や展示などで公開していく方針である。
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Research Products
(16 results)