2011 Fiscal Year Annual Research Report
日本における社会学教育・研究の国際化の加速をめざす総合的研究
Project/Area Number |
22243038
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
伊藤 公雄 京都大学, 文学研究科, 教授 (00159865)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
矢澤 修次郎 成城大学, 社会イノベーション学部, 教授 (20055320)
林 香里 東京大学, 社会情報学環, 准教授 (40292784)
長谷川 公一 東北大学, 文学研究科, 教授 (00164814)
油井 清光 神戸大学, 文学研究科, 教授 (10200859)
PAULINE Kent 龍谷大学, 国際文化学部, 教授 (00288648)
|
Keywords | 日本社会学 / 各国社会学 / 国際社会学 / 国際化 / 学術交流 |
Research Abstract |
2011年度は、まず、2010年度に開始した社会学コンソーシアム所属の社会学関連諸学会の国際化の現状と課題について、調査の整理および分析の作業を継続して実施した。すでに多くの社会学関連学会の同意も得ており、まとまった成果が得られた。 あわせて、ISA(国際社会学会)所属の複数のリサーチ・コミィティを対象に、その活動実態および国際的な交流の実態について調査を行った。特に、2011年9月、京都大学において開催予定のRC06(family research)の国際フォーラムについては、現地調査と聞き取り等を通じて、国際的な組織化の実態、日本国内で開催される社会学関連国際会議の課題等について、問題抽出の作業を行った。 また、北米およびアジア地域(韓国、台湾、タイなど)、さらにヨーロッパ地域における各国社会学会の主な研究の動向、社会学会組織の実態、国際化の動向などについての調査を実施した。 また、2012年8月にアルゼンチンで開催予定のISAの国際フォーラムについて、その広報やローカルコミッティの運営組織の実態などについての調査を実施し、ローカルコミッティとISAの理事会および事務局の連携の実態や課題をふくめて、調査と分析を行った。 さらに、次年度以後本格的な作業を予定している日本の社会学会および関連所学会の過去から現在に至る研究動向の整理および、それらの欧文による紹介の作業について、調査研究を開始するとともに、その実行に向けての準備を開始した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
各国の社会学会の動向研究や国内における社会学および関連学会の国際化の動きの調査という点でおおむね計画通りに順調に進展している。
|
Strategy for Future Research Activity |
これまでの研究成果をふまえつつ、国内・国外の社会学の国際化の動向について、さらに調査研究を進める予定である。国内社会学関連学会の国際化の遅れもあり、英語への翻訳料が予定より負担が大きくなる可能性があるという問題をかかえている。
|
Research Products
(14 results)