2010 Fiscal Year Annual Research Report
雲解像モデルと詳細な陸面パラメータを用いた広域大気陸面相互作用の総合研究
Project/Area Number |
22246066
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
田中 賢治 京都大学, 防災研究所, 准教授 (30283625)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鼎 信次郎 東京工業大学, 情報理工学研究科, 准教授 (20313108)
樋口 篤志 千葉大学, 環境リモートセンシング研究センター, 准教授 (90324384)
篠田 太郎 名古屋大学, 地球水環境研究センター, 助教 (50335022)
山田 朋人 北海道大学, 工学研究科, 准教授 (10554959)
萬 和明 京都大学, 工学研究科, 助教 (90554212)
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Keywords | 雲解像モデル / 衛星植生観測情報 / 陸面状態 / モンスーン / 双方向ネスティング |
Research Abstract |
AVHRRの後を埋める衛星データセットであるTerra/Aqua MODIS 1km global level 1b(2000-現在)データを、インターネットを通じて取得した。2000年にTerra/MODISとNOAA/AVHRRの観測時期が重なることや、他のグローバル植生衛星データ(SPOT Vegetation)も合わせて、両者の系統的な差を考慮に補正した長期データセットを日単位、1km解像度で整備した。雲解像モデルによる様々な数値実験では、対象とする現象や領域の大きさに応じて1kmから数kmの格子サイズが設定されることになるが、ここではまず、衛星データのピクセルサイズにおいて葉面積指数、キャノピーカバー率、農事暦(播種日、収穫日、生育段階)等陸面過程モデルSiBUCで使用する様々なパラメータを整備した。次に、雲解像モデルの格子位置に合わせ、植生パラメータを植生タイル毎に集約するための処理ツールや土壌水分等の陸面状態量を初期値に取り込むツールを整備した。インドシナ半島およびインド~チベットを対象として、水平解像度1kmから数kmで雲解像モデルCReSSを用いた予備実験を行った。これまでのGEWEX/GAME、CEOP、CREST等のプロジェクトを通じて整備されている、アジアモンスーン域のモデル検証用のデータを収集するとともに、各種実験結果との比較を容易にするためのツール整備を行った。全球モデルMIROCとCReSSの2-way nestingモデルにSiBUCを結合したMIROC-CReSiBUC 2-way nestingモデリングシステムの開発に着手した。
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Research Products
(6 results)