2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22246107
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
高木 健 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (90183433)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木下 健 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (70107366)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 再生可能エネルギー / 海流発電 / 海中浮遊式 / 係留式 |
Research Abstract |
本年度は海流発電装置のメンテナンスに関わる研究を行った。 まず、双発式の海流発電装置を例にとり、洋上でのメンテナンス法のシナリオを検討した。その結果、大きな機械部品の交換は浮上した後に、浮沈式バージ船上での作業や、陸上のドック内作業が必要であるが、その他にも多くの人力によるメンテナンスの必要性があり、それらを、小型船舶で効率良く実施することがコスト削減に重要なことが分かった。そこで、小型船舶によるメンテナンスシナリオの作成に向けて、浮上時の海流発電装置の運動特性の把握を把握することとし、小型模型による波浪中動揺試験とパネル法による運動解析を実施した。運動解析においては、タービン翼の影響をモリソン式によって推定し、それを運動方程式に付加する手法を用いた。 これら両者の比較により、タービン翼が運動特性に大きな影響を及ぼすことが分かった。また、タービン翼に働く流体力特性の推定精度向上が波浪中運動の推定には大変重要なことも分かった。また、今回は係留索の模擬を簡単なばね系で行ったが、波向きによってはこのばね系の影響も大きいことが分かった。 さらに、設置、装置起動、メンテナンス、アンカーの展開法、回収法などについても昨年度に続いて調査・検討し、設置・メンテナンス・回収のシナリオ改善を行った。最後に、この研究で得られた知見に基づいて、IEC/TC114の係留システムの設計WGにおいてガイドラインのあるべき姿について提案を行った。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)