2012 Fiscal Year Annual Research Report
医療・保健・介護資源の地域システムにおける連携・効果・効率・公正の評価と要因分析
Project/Area Number |
22249015
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
今中 雄一 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (10256919)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
廣瀬 昌博 島根大学, 医学部, 准教授 (30359806)
長瀬 啓介 金沢大学, 大学病院, 教授 (10302415)
林田 賢史 産業医科大学, 産業保健学部, 教授 (80363050)
猪飼 宏 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (70522209)
村上 玄樹 広島大学, その他の研究科, 助教 (50549756)
大坪 徹也 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (80551796)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 医療経済学 / 医療システム評価学 / 医療・福祉 / 情報システム / 社会医学 / 医療の質・安全 / 医療の効率 / 医療の公正性 |
Research Abstract |
社会保障財政難の中、医療の質・安全、効果、効率、公正を確保・向上し、病院など個々の組織の医療提供のしくみに加え、地域医療システムを評価・向上するしくみが求められるようになっている。そこで、本研究は、多施設・広域の大規模データを統合し、医療・介護・保健に関わる実績・質と費用とアクセスの実態、その格差・変化を評価し、関連要因を明らかにすること、ケア提供システムを体系的に評価し施策・制度の計画・設計に資する方法論の研究開発を行うことを目的とした。 本研究では、全国の総数300以上の地域中核的病院ならびに都府県レベルの自治体・保険者等の協力を以て厳格な情報セキュリティ管理のもと大規模なデータベースを構築し、多施設及び地域の医療介護等の質・資源・費用・原価・アクセスを評価・分析しケア提供システムを評価するしくみの開発・研究を進めた。 研究過程においては臨床現場、行政、国際研究者等との相互作用を重視し、以下の如く具体的に独創的な学術的成果を上げ、医療介護等の運営と制度・政策の今後の展開に示唆を提供することができた。例えば、医療の質を示すアウトカム指標のリスク調整方法を急性心筋梗塞、心不全、脳梗塞、集中治療症例等において開発し、診療指針の遵守状態と関連要因、有害事象の評価、手術室運用の効率性、ケア体制・資源と質との関係などを特にハイリスク領域で明らかにした。医療の質のプロセス及びアウトカムの指標を開発し、新制度が医療の質や費用に及ぼす影響も時系列データを用いて明らかにした。また、地域レベルでの保健医療介護システムについては、需給バランス評価、アクセス公正性の評価法開発、拠点化・集中化の影響シミュレーション方法の開発、各種コメディカル活動の指標化、再入院の評価方法の開発、資源・費用と質の地域格差と関係性を明らかにした。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(41 results)