2012 Fiscal Year Annual Research Report
糖尿病の早期・予防診断法構築のための膵β細胞標的核医学分子イメージング法の開発
Project/Area Number |
22249046
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
佐治 英郎 京都大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (40115853)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
豊田 健太郎 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (00447971)
上田 真史 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 准教授 (40381967)
木村 寛之 京都大学, 学内共同利用施設等, 助教 (50437240)
河嶋 秀和 独立行政法人国立循環器病研究センター, その他部局等, その他 (70359438)
天滿 敬 京都大学, 薬学研究科(研究院), 助教 (90378787)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 膵島β細胞 / 分子イメージング / 糖尿病 / 早期診断 |
Research Abstract |
本研究の目的は、糖尿病の超早期・予防診断を目指して膵島β細胞に特異的・選択的に集積する核医学分子イメージングプローブを創製し、それを用いて膵島β細胞数を体外から非侵襲的に定量イメージングする方法を構築することである。そこで、膵島β細胞に特異的に発現している4種類のタンパク質(GLP-1受容体、GPR40受容体、GLUT-2、ACE)を標的とした分子イメージングプローブの開発を計画した。 GLUT-2、GPR40受容体、ACEを標的としたプローブについては、それぞれのタンパク質に親和性を有する化合物の合成には成功したものの、分布動態の観点から、インビボイメージングに有効な化合物を創製することは難しく、さらに検討を進めることとした。 GLP-1受容体を標的としたプローブとしては、高い親和性を有するExendinを母体として、I-123、In-111、Ga-68を導入したプローブを設計・合成し、それぞれGLP-1受容体に対する高い親和性を有する化合物を得ることに成功した。さらに、その中でも高い親和性と良好な体内動態を示す[123I]IB-SKY1について、膵β細胞を選択的に破壊した糖尿病モデルマウスを用いて、膵β細胞量の減少と [123I]IB-SKY1の膵臓集積量との関係を調べたところ、膵臓のGLP-1受容体発現密度の低下に応じた膵臓の放射能集積の減少が認められた。さらに、[123I]IB-SKY1について、インビボでのイメージング(SPECT撮像)を行ったところ、 正常膵臓のイメージングおよび病態での膵β細胞の減少の把握に成功し、本化合物が2型糖尿病の画像診断のための核医学分子イメージングプローブとして有効である可能性を見出した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Presentation] Development of Non-Invasive PET Probe for Quantifying Pancreatic β-Call Mass Using Fluorine-18-Labeled Exendin-4
Author(s)
Fujimoto H, Toyoda K, Kimura H, Ogawa Y, Mukai E, Zhuang X, Ueda M, Temma T, Hirai M, Matsuda H, Saji H, Inagaki N
Organizer
9th Internationa Diabetes Federation Western Pacific Region Congress / 4th Scientific Meeting of the Asian Association for the Study of Diabetes
Place of Presentation
国立京都国際会館(京都府)
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