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2011 Fiscal Year Annual Research Report

タシケント地域の成長を支える水量・水質管理技術とマネジメント手法の確立

Research Project

Project/Area Number 22254004
Research InstitutionThe University of Kitakyushu

Principal Investigator

楠田 哲也  北九州市立大学, 国際環境工学部, 教授 (50037967)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松本 亨  北九州市立大学, 国際環境工学部, 教授 (50274519)
三谷 泰浩  九州大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (20301343)
安井 英斉  北九州市立大学, 国際環境工学部, 教授 (70515329)
Keywords水質汚濁・土壌汚染防止・浄化 / 水圏現象 / 水循環 / 水資源 / シミュレーション
Research Abstract

ウズベキスタンの首都タシケントが位置するチルチク川流域にて水利用を効率化し、この地域の成長を水資源制約でなくする手法を樹立することを目的としている。本研究の主要解明結果は以下の通りである。
1.基礎データの収集と整理、および精度チェック ①現地を踏査しGPS装置により水サンプリング地点(井戸)の位置を測定し、ウズベキスタン政府提供のサンプリング地点位置情報の精度を確認した。その結果、政府提供データは精度が必要レベルにないことが判明した。そのために自ら測定することにし、現地調査のたびに測定し精度を高めていくことにした。②水質分析結果に理論的に説明のできないものが散見されたので、水質分析の精度を確認した。確認方法は、わが国が用いている混合標準試料を先方に提供し分析結果を比較することとした。その結果、ナトリウムイオンの分析精度が悪いこと、他の金属イオンの分析過程における汚染が見られることが判明した。そのために、先方に、標準試料を提供し、分析精度を改善してもらった。
2.水問題の現況整理 ③現地踏査を続けるとともに農地における塩害の状況と土壌の状態を引き続き調査した。塩害地における地下水の状況に関わる情報を収集し、問題の顕在化が生じる時期について考察した。また、水量に関わる政府公表データの精度についても検討した。
3.水収支についての検討 水量に関する政府資料では、降水量、植生、蒸発散量等が不明確であるので、基礎的な検討を再度実施するとともにGISによる検討も実施した。その結果、かなり精度を改善することができた。
4.汚濁削減にかかる適正技術の必要条件とその開発準備 現地生活水準にて可能な技術と技術システムについて検討した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

各季節の水質観測による収集データ、既存データの収集等の精度を確認し、不十分な点については対策を講じ得たので、大きな遅れはない。現地との情報交換も順調である。シミュレーションモデルもフレームワークはできており、係数決定の段階に至っているので、予定通りである。

Strategy for Future Research Activity

統合的水マネジメントを可能にするシミュレーションを精度良く実施できるように基礎データをほぼ取得しえたので、シナリオをもとに、社会的条件を踏まえて、技術を含めて提言案を出せるように努める。現地との情報交換も現在以上に積極的に進める。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] ウズベキスタンのチルチック川流域の地下水流動

    • Author(s)
      沼田千尋、Xurshidbek MAKHMUDOV、楠田哲也
    • Organizer
      日本水環境学会九州支部研究発表会
    • Place of Presentation
      北九州市立大学

URL: 

Published: 2014-07-24  

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