2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22255004
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Section | 海外学術 |
Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
吉村 仁 静岡大学, 創造科学技術大学院, 教授 (10291957)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
曽田 貞滋 京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (00192625)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 周期ゼミ / 進化メカニズム / 米国 / 分子系統解析 / シミュレーション / 素数 / 大発生 / アリー効果 |
Research Abstract |
2013年は、5月上旬から6月中旬まで米国の東海岸沿いの諸州(ノースカロライナ州からニューヨーク州、コネチカット州にかけて)を南から17年ゼミの学術調査・標本サンプルの採集を実施した。相手国の共同研究者Chris Simon教授、John R. Cooley博士らと現地で落ち合い、研究打合せ、その後、彼らの研究室を訪問した。そのほか、周期植物の学術調査を台湾・フィリッピン・沖縄で実施した。これらの調査と同時にこれらの地域のセミ類の調査をした。前年度3月下旬にPNASに掲載された分子系統解析の論文が、4月5日のScience誌のEditors Choiceに、さらに紹介された5月30日のNature誌のNews Infocusで紹介された。雌雄の翅の形態差や、decim, cassini, deculaの3系統の発生順序に関する調査から、同一場所においてはdecimとdeculaが最初に発生、その後に、cassiniが発生することがわかった。次年度以降にさらにデータを収集する予定である。分子系統解析は、ゲノミクスの準備を進めると同時に、集団地理解析を検討した。また、周期性の進化仮説の検証のためのプロトタイプモデルを作成した。これは、成虫発生の温度依存(サイズ依存)から時間依存への進化を検証するモデルである。 そのほか、絶滅回避の展開として、シロアリの血縁選択による性比適応をNature Communicationsに発表、また、多胚寄生蜂の宿主免疫の強化とオスの攻撃性の確認、マリモの球形になる適応理由、早春に発生する訪花昆虫と花の相互適応、植物プランクトンの富栄養化のパラドックスなど9編の論文を発表した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(16 results)
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[Journal Article] Fine-tuned Bee-Flower Coevolutionary State Hidden within Multiple Pollination Interactions,2014
Author(s)
Akira Shimizu, Ikumi Dohzono, Masayoshi Nakaji, Derek A. Roff, Donald G. Miller III, Sara Osato,Takuya Yajima1, Shuˆhei Niitsu, Nozomu Utsugi, Takashi Sugawara & Jin Yoshimura
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Journal Title
Scientific Reports
Volume: 4 : 3988
Pages: 1-9
DOI
Peer Reviewed
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