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2010 Fiscal Year Annual Research Report

COINSコンパイラの最適化器の時相論理による生成・検証と最適化器の高度化拡張

Research Project

Project/Area Number 22300007
Research InstitutionTokyo Institute of Technology

Principal Investigator

佐々 政孝  東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 教授 (20016182)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 滝本 宗宏  東京理科大学, 理工学部, 准教授 (00318205)
Keywordsコンパイラ / 最適化 / 時相論理理 / CTL / COINS
Research Abstract

1.COINSコンパイラの最適化器の時相論理による生成
COINSコンパイラの低水準中間表現に対し,双方向時相論理でかつ自由変数を持つCTL-FVを用いて最適化のパターンと変換を記述し,そこからCOINS上で動作する最適化器を生成した.無用コード除去とコピー伝播について実験した.その結果,COINSに組み込まれている最適化器と同程度の最適化の効果があることを確認した.しかし,時相論理により生成された最適化器の最適化時間は,COINSに組み込まれている最適化器よりかなり大きい.この点は今後の課題である.
2.最適化器の高度化
本年度は,コード移動に基づくデータフロー解析から要求駆動型への変換法の確立,および要求駆動型データフロー解析に基づくスカラ置換アルゴリズムの検討と一部実装を行った.従来の要求駆動型への変換法は,コード移動をともなうデータフロー解析に適用するのが難しかった.本変換法は,従来の要求駆動型解析と,最小解を求めるデータフロー解析とを組み合わせることによって,コード移動をともなう解析にも対応できる.実際に,本変換法によって,要求駆動型部分無用コード除去を実現し,解析コストを増加させることなく解析効果を向上できることを,実験によって示した.また,本変換法をスカラ置換を適用して効果を高める方法について検討し,その基本的なアルゴリズムを考案した.本年度は,本アルゴリズムを適用するのに必要な,プログラムの前変換を実現した.

URL: 

Published: 2012-07-19  

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