2012 Fiscal Year Annual Research Report
ユーザ・デザイナ・エンジニア三位一体の自律進化型Webサイトの開発・実行環境
Project/Area Number |
22300011
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Research Institution | Aichi Prefectural University |
Principal Investigator |
山本 晋一郎 愛知県立大学, 情報科学部, 教授 (40240098)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
粕谷 英人 愛知県立大学, 情報科学部, 講師 (10295579)
大久保 弘崇 愛知県立大学, 情報科学部, 講師 (40295580)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | Webコンテンツ開発 / CMS / Webモーフィング |
Research Abstract |
本研究では既存Web サイトのデザインを分析し、その中に多く含まれるデザインの共通点を体系的に抽出し自動化する手法を提案した。デザインの共通点を抽出することで、Webサイトを作成する際に、参考にする複数のWebサイト群から効果的にモーフィングを行って新しいWebサイトを作成することが可能となる。本研究においては異なるCMSを用いて作成されたWeb サイトのレイアウトにおける共通点に焦点を当てている。本研究では以下の2つの研究を行った。 (1) レイアウトの共通点を抽出する上で、ブラウザのレンダリング結果を分析する必要があるため、JavaScript を使用し、ブラウザのレンダリング結果を各DOM 要素のタグ名、ID 名、Class 名、ページ左上からの絶対座標、DOM 要素の縦幅と横幅の値からなるレンダリング情報として出力する手法を確立した。 (2) 得られたレンダリング情報から、レイアウトを体系的に扱うための中間表現として、レンダリングツリーを提案した。レンダリングツリーは、ノードとしてレンダリング情報あるいは並び順を持ち、エレメントの包含関係と表示された際の位置関係を表すことができる。レンダリングツリーを用いることにより、異なるCMSを用いて作成されたWeb サイトのレイアウトにおける共通点と相違点を表すことが可能になった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
Web モーフィングに関する研究は、研究計画以上に順調に進展している。一方、利用者の操作履歴を取得、蓄積、分析する手法に関する研究に若干の遅れが見える。両方を勘案して、おおむね順調とした
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度であるため、過去に開発を行った個別技術を統合してシステムとしてまとめ上げ、評価を行いつつ、将来的な課題を明らかにする。
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Research Products
(2 results)